Alkaline Phosphatase (Shrimp) (SAP)
SAP (Shrimp Alkaline Phosphatase)による脱リン酸化反応
エッペンドルフチューブ内で以下の反応液を調製し、全量を50 μlとする。
DNA fragment in TE Buffer | | 1~10 pmol |
|
Shrimp Alkaline Phosphatase (1 U/μl) | | 1~5 μl |
|
10×SAP Buffer*1 | | 5 μl |
|
滅菌精製水 | | up to 50 μl |
↓
37℃で15~30分間インキュベートする。
↓
65℃で15分間インキュベートする。*2(熱処理による失活)
↓
2.5 μlの3 M NaClを添加する。(終濃度150 mM)
↓
エタノール沈殿(2.5倍の冷エタノールを加え、-20℃で30~60分間保冷後、遠心分離)
↓
200 μlの70%冷エタノールで洗浄後、乾燥
↓
TE Buffer(20 μl以下)に溶解
*1 10×SAP Buffer
500 mM Tris-HCl (pH9.0), 50 mM MgCl2
*2 大腸菌由来の酵素とは異なり、65℃で15分間の熱処理により完全に不可逆的に失活する。
(注意) | 平滑末端や3'突出末端の脱リン酸化には、BAP(Bacterial Alkaline Phosphatase)を用いた55℃~60℃での反応をお勧めする。 |
Alkaline Phosphatase (Shrimp) (SAP)