Q1 希釈した場合の安定性は?
A1 タンパク濃度の低下により失活しやすくなります。また、撹拌による失活も大きくなります。できるだけ原液のまま反応系に添加することをお勧めします。
Q2 熱安定性は?
A2
55℃ | 問題ありません。 |
65℃ | RNaseAの力価減少のため、inhibitorの正確なassayができません。 ただし、活性は維持されているようなので使用する意義はあります。 |
75℃ | RNaseAの活性がなくなるため、assay不能となります。 |
Q3 RNaseHに作用するか?
Q4 DTTの代わりに2-メルカプトエタノール(2-ME)ではどうか?
A4 酸化還元電位はDTT>2-ME(10倍くらい)です。このため40~50 mMの2-MEが必要です。この場合、inhibitorの活性は変化ありませんが、他の反応への影響が心配されます。