Ribonuclease Inhibitor

製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
2311A

TKR

タカラバイオ(株)
Ribonuclease Inhibitor(ブタ肝臓由来)
5,000 U ¥31,000
説明書・データシート・ベクター情報
2311A
2311B(A×5)

TKR

タカラバイオ(株)
Ribonuclease Inhibitor(ブタ肝臓由来)
25,000 U ¥109,000
説明書・データシート・ベクター情報
2311B(A×5)
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製品説明

ブタ肝臓から固定化RNase Aカラムでアフィニティー精製したRNase Inhibitorである。
RNase Aと1:1の複合体を形成し、ribonuclease作用に対し高い非拮抗阻害(Ki=4×10-10 M)を示す。この反応は可逆的であり、尿素あるいはsulfhydryl試薬で複合体を解離させることによりribonuclease作用は復活し、inhibitorは不可逆的に失活する。また、従来の拮抗性阻害剤(ヌクレオチド類、無機リン酸類)とは異なり、タンパク質であるので、反応系からフェノール処理により容易に除くことができる。
なお、RNase H活性は阻害しない。

保存

-20℃

濃度

40 U/μl

形状

20 mMHEPES-KOH緩衝液(pH7.5)
50 mMKCl
5 mMDTT
50%グリセロール

活性の定義

5 ngのRNase Aの活性を50%阻害する活性を1 Uとする(RNase Aの活性はCyclic2', 3'-CMPから生成する3'-CMPを定量して求める)。

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

使用上の注意

阻害活性は広いpH域でみられ、pH7~8で最大となる。

用途

  • cDNA合成反応(Ribonuclease Inhibitor 0.5 U/μl reaction) 3)
  • Polysome isolation(Ribonuclease Inhibitor 1,000 U/ml reaction)4)
  • In vitro translation(Ribonuclease Inhibitor 1 U/μl reaction)4)
  • In vitro transcription with cell-free extract
    (Ribonuclease Inhibitor 20 U/μl reaction)5)
  • In vitro transcription with SP6 or T7 RNA polymerase
    (Ribonuclease Inhibitor 1 U/μl reaction)6)

注意

本製品には反応用バッファーは添付されていない。

起源

Porcine liver

一般的性質

  • 分子量
    約50,000
  • サブユニット
    シングルポリペプチド
  • 至適pH
    pH5~8(max. Inhibition at pH7~8)
  • 活性化剤
    還元剤DTT(freeの-SH基の保護のため、形状バッファーには最低1 mMのDTTが必要。長期間保存の場合は5 mM必要)
  • 阻害剤
    sulfhydryl reagents
    p-hydroxymercuribenzoate
    N-ethylmaleimide
  • 安定性
    活性維持にはfreeのSH基が必要。泡立ち、あるいは強い衝撃(vortex等)により失活することがある。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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