B. subtilis Secretory Protein Expression System
[参考] エレクトロポレーション法によるB. subtilis RIK1285株の形質転換
エレクトロポレーション用セルの調製
- 宿主菌株のグリセロールストックから適量をLBプレートに広げて、37℃で一晩(約16時間)培養する。
- 一晩LBプレートで培養した宿主菌株から、1白金耳を20 mlのLB培地に植菌する。一晩(約16時間)、28℃で前培養する。
- 前培養液 12 ml を本培養液(LB + 0.5 M sorbitol)200 ml に加え、37℃で本培養を行う。
- A660 = 0.85~0.95で本培養を止める(約2時間)。
- 氷中に10分間放置する。
- 5,000 x g で5分間遠心する。
- 氷冷したSolution A (0.5 M sorbitol, 0.5 M mannitol, 10% glycerol)を各20 ml使用し菌体を4回洗浄する。
- 菌体を0.8 ml のSolution A に懸濁する。
- 60 μlずつ分注し、-80℃で保存する。これをエレクトロポレーション用セルとする。
エレクトロポレーション
- エレクトロポレーション用セル60 μlを氷中で溶解し、1~1.5 μlDNA溶液(250 ng分)を加える。
- 氷冷しておいた0.1 cm cuvetteに、セルおよびDNAの混合液を移し、1~1.5分間放置する。
- パルス※をかけた後、Solution B(LB + 0.5 M sorbitol + 0.38 M mannitol)を1 ml 加え、37℃で3時間穏やかに振とう培養する。
※:例えばBio Rad 社製のMicro Pulserで2 kVに設定してパルスを加える。その際のtime constantは4.2から4.7である。
- 培養液をカナマイシン(10 μg/ml)を含むLBプレートにまく。37℃で一晩培養する。
B. subtilis Secretory Protein Expression System