MightyAmp™ Genotyping Kit
マウス尾からのDNA抽出&PCR増幅
1. 抽出液使用量の影響
【方法】
マウス尾の先端 約2 mmから操作方法に従ってDNAを抽出した。遠心後の上清(抽出液)の一部を50 μl PCR反応系に添加し、マウス
Ywhaz遺伝子のPCR増幅(約1 kb)を行った。各PCR反応液4 μlを添付の5×Loading Dyeと混合し電気泳動に供した。
【結果】
各抽出液使用量で、目的遺伝子を良好に増幅できた。
PCR条件: |
98℃ | 2 min. | | |
| ↓ | | |
98℃ | 10 sec. | | 30 cycles |
60℃ | 15 sec. |
68℃ | 1 min. |
【PCR反応に使用した抽出液量】 |
レーン1. | 抽出液1 μl(PCR反応液の1/50量) |
レーン2. | 抽出液2.5 μl(PCR反応液の1/20量) |
レーン3. | 抽出液5 μl(PCR反応液の1/10量)* |
レーンM. | 250 bp DNA Ladder |
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|
*本キットでは、抽出液のPCR反応液への持ち込み量は反応液の1/20量以下を推奨している。
2. 複数サンプルの反応性比較
【方法】
8匹のマウス尾の先端約1 mmから同時に、操作方法に従ってDNAを抽出した。遠心後の上清2.5 μlを50 μl PCR反応系に添加し、1.と同様のPCR条件(サイクル数のみ変更)でマウス
Ywhaz遺伝子のPCR増幅(約1 kb)を行った。各PCR反応液4 μlを添付の5×Loading Dyeと混合し電気泳動に供した。
【結果】
すべてのマウス尾の試料から、目的遺伝子を良好に増幅できた。
30 Cycles
| 35 Cycles
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M: 250 bp DNA Ladder |
MightyAmp™ Genotyping Kit