| 動物組織 | 細胞 |
1 | サンプルの準備 | 2.5 mg*1の組織を用意する。液体窒素を加え、凍結しながら乳鉢で粉状にする、またはホモジナイザーによる処理などで細分化処理を行う。 | 104個までの培養細胞をBuffer T1 80 μlに懸濁する。 |
2 | Proteinase K処理 |
| Buffer T1 80 μl, Proteinase K*2 8 μlを組織に添加し、vortex(5秒間×2)を行う。56℃で1~4時間(または一晩)インキュベートする。
(Option)RNase処理を行う場合:Proteinase K処理後、RNase A(20 mg/ml)溶液(各自で用意)*3 20 μlを加え、室温で5分インキュベートする。 |
| Proteinase K 8 μlを組織に添加し、vortex(5秒間×2)を行う。56℃で10分間インキュベートする。
(Option)RNase処理を行う場合:Proteinase K*2処理後、RNase A(20 mg/ml)溶液(各自で用意)*3 20 μlを加え、室温で5分インキュベートする。 |
3 | サンプルの溶解 |
| サンプルを攪拌する。Buffer B3 80 μlを加えて、vortex(5秒間×2)を行った後、70℃で5分間インキュベートする。
室温までクールダウンする。
不溶物が残る場合は、11,000×g, 5分間遠心し、上清を新しいチューブに移す。
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4 | エタノールの添加 |
| 96~100%エタノール 80 μlを添加し、よく混合する。
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5 | カラムへの吸着 |
| NucleoSpin Tissue XS Column(緑のリング)をCollection Tube(2 ml)にセットする。
4の溶液をカラムに添加し、11,000×g, 1分間遠心する。
ろ液を捨てた後、新しいCollection Tube(2 ml)にカラムをセットする。
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6 | メンブレンの洗浄 |
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1回目の洗浄
Buffer B5*4 50 μlをカラムに添加し、11,000×gで1分間遠心する。
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2回目の洗浄
Buffer B5*4 50 μlをカラムに添加し、11,000×gで2分間遠心する。
ろ液とCollection Tubeを捨てる。
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7 | DNAの溶出 |
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カラムをマイクロチューブ(1.5 ml: 各自で用意)にセットする。
Buffer BE* 20 μlをメンブレンの中央に加え、11,000×gで1分間遠心する。
溶出したDNA溶液は、4℃、長期保存の場合は、-20℃で保存する。(凍結融解はできるだけ繰り返さない)
Buffer BEの組成 : 5 mM Tris-HCl, pH 8.5 |
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残存エタノールの除去 (オプション)
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チューブの蓋をあけたまま、溶出液を90℃、8分で加熱する。
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