NucleoSpin® RNA Blood

血液からのRNA精製プロトコール(NucleoSpin® RNA Blood )

NucleoSpin® RNA Blood(製品コード 740200.10,740200.50)

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試薬の準備
  rDNase溶液*1,Buffer RB3*2が添付の英文説明書に従って調製、希釈されていることを確認する。
サンプルの準備
200 μlの新鮮な血液サンプル(抗凝固剤が添加されているものが望ましい)を用意する*3
1. サンプルの溶解
添付の2 ml Collection tubeに血液サンプル200 μlとBuffer DL 200 μlを加えて混合する。蓋に血液が付着するようならスピンダウンで落とす。
Proteinase K 5 μlをさらに加えて、室温で3~15分激しく振盪する。
スピンダウンにより蓋に付着した血液を落とす(沈殿を生じさせないように注意する)。
2. エタノールの添加
70%エタノール200 μlを添加し、よく混合する。
スピンダウンにより蓋に付着した血液を落とす(沈殿を生じさせないように注意する)。
3. カラムへの吸着
NucleoSpin RNA Blood Column(水色のリング)を用意する。
2の溶液をカラムに添加し、11,000×g、30秒間遠心する。
カラムを新しいCollection Tube(2 ml)にセットする。
4. メンブレンの脱塩
MDB 350 μlをカラムに添加し、11,000×g、30秒間遠心する。
5. DNase処理
rDNase溶液 95 μlをシリカメンブレンの中央へ直接添加し、室温(18~25℃)で15分間インキュベートする。
6. メンブレンの洗浄
1回目の洗浄
Buffer RB2 200 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心する。
カラムを新しいCollection Tube(2 ml)にセットする。
2回目の洗浄
Buffer RB3*2 600 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心する。
ろ液を捨てた後、再び同じCollection Tubeにセットする。
3回目の洗浄
Buffer RB3*2 250 μlをカラムに添加し、11,000×gで2分間遠心する。
カラムを新しいCollection Tube(1.5 ml)にセットする。
7. RNAの溶出
RNase-free H2O 60 μlをカラムに加え、11,000×gで30秒間遠心する。
溶出したRNA溶液は、-20℃または-70℃で保存する。

*1 rDNase溶液
製品コード 740200.10(10回用)の場合:rDNase 1 vialにReaction Buffer for rDNase 1 mlを加え、室温で1分インキュベートし、その後穏やかに混合し、完全に溶解する。
調製したrDNase溶液は小分けして、-20℃に保存する。(6ヵ月間安定)凍結融解は3回までとする。
*2 Buffer RB3
製品コード 740200.10(10回用)の場合:Wash Buffer RB3(Concentrate) 6 mlに96~100%エタノール24 mlを添加する。
*3 凍結血液を使用する場合には等量のBuffer DLを加えて素早く融解し、proteinase Kを5 μlを加えて、室温で3~15分激しく振盪する。スピンダウンの後step 2へ進む。


<注意>
使用時には、詳細は必ず添付の英文説明書をご確認ください。

*1 *2 は、製品コード 740200.10(10回用)の場合の調製法です。
製品コード 740200.50(50回用)の場合の調製法は英文説明書をご参照ください。

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