レンチウイルスベクターによる遺伝子導入 <製品選択ガイド>
Lentiviral High Titer Packaging Mixと他社Kitで調製した組換えレンチウイルスの力価比較
【HT-1080細胞】
本製品のLentiviral High Titer Packaging MixとpLVSINレンチウイルスベクタープラスミドを使用することで高力価のレンチウイルスが得られる。以下に参考データとして他社のレンチウイルスベクタープラスミド及びパッケージングMixを使用した場合との比較データを示す。
<実験方法>
Lenti-X 293T細胞にZsGreen1発現レンチウイルスベクタープラスミドとパッケージングプラスミドをコトランスフェクトしてレンチウイルスを取得した。レンチウイルスベクター調製条件は下記のとおりである。
| レンチウイルス ベクタープラスミド |
パッケージング プラスミド |
遺伝子導入試薬 |
1 | A社 | A社 | A社 |
2 | A社 | Lentiviral High Titer Packaging Mix | TransIT-293 |
3 | pLVSIN-CMV-Pur-ZsG* |
Lentiviral High Titer Packaging Mix |
TransIT-293 |
*:pLVSIN-CMV-Pur(製品コード 6183)にZsGreen1を搭載したベクタープラスミド
得られたレンチウイルスベクターの生物学的力価をHT-1080細胞にて評価した。
その結果を図1.に示す。全てタカラバイオ製品を使用することにより、A社製品と比較して約5倍以上高い力価のレンチウイルス液が得られた。またA社レンチウイルスベクタープラスミドをタカラバイオ製品(Lentiviral High Titer Packaging Mixと
TransIT-293 Transfection Reagent)と組み合わせて使用することで約4倍高い力価のレンチウイルス液が得られた。
図1.Lentiviral High Titer Packaging Mixと他社Kitで調製したレンチウイルスの力価比較
(弊社比較データ)
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