現在一般的に利用されているレンチウイルスベクターは、HIV-1(Human immunodeficiency virus 1 型)を基に開発されており、レトロウイルスベクターでは困難であった造血幹細胞や神経細胞などの非分裂細胞を含めたほぼすべての哺乳類細胞への遺伝子導入が可能です。 また、レトロウイルスベクター同様、レンチウイルスベクターを用いて導入された目的遺伝子はホスト細胞ゲノムに組み込まれるため、長期にわたる安定した遺伝子発現が可能です。 加えて、安全性を高める工夫として、HIV-1ウイルス由来の修飾・制御遺伝子の機能と構造遺伝子を欠損した増殖力等欠損株に該当するレンチウイルスベクターが広く利用されている他、プロウイルスにおいてLTR(Long Terminal Repeat)のプロモーター活性を喪失するよう改変されたSIN(Self Inactivating)型レンチウイルスベクターについては、国内においてもP2レベルの実験施設にて取り扱いが可能です。 |
目的遺伝子を搭載したpLVSINレンチウイルスベクタープラスミドの構築
pLVSINレンチウイルスベクタープラスミドからの組換えレンチウイルスの産生
組換えレンチウイルスの力価測定
組換えレンチウイルスを用いた標的細胞への遺伝子導入(トランスダクション)例
【Lentiviral High Titer Packaging Mix】により作製したレンチウイルスベクターの感染能の確認
Lentiviral High Titer Packaging Mixと他社Kitで調製した組換えレンチウイルスの力価比較
Lentiviral High Titer Packaging Mixと他社Kitで調製した組換えレンチウイルスの感染効率比較
各種初代培養細胞への感染
レンチウイルスベクターを用いた遺伝子導入方法の比較
Lentiviral High Titer Packaging Mix with pLVSINシリーズ
Lenti-X™ Packaging Single Shots (VSV-G)/(Eco)/(Envelope-Free)
pLVSIN-CMV/EF1α Vector
pLVSIN蛍光タンパク質ベクター
TransIT®-293 Reagent
CalPhos™ 哺乳類細胞用トランスフェクション試薬
Lenti-X™ 293T細胞株
レンチウイルスqRT-PCR迅速タイター測定キット
Lenti-X™ p24 ELISAタイター測定キット
Lenti-X™ GoStix™ Plus(簡易レンチウイルス量測定試薬)
Lenti-X™ Maxi Purification Kit
Lenti-X™ レンチウイルス濃縮試薬
RetroNectin® (Recombinant Human Fibronectin Fragment)