NucleoSpin® DNA Yeast

酵母からのDNA精製プロトコール

NucleoSpin DNA Yeast(製品コード 740236.10/.50)

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試薬の調製Buffer B5*1が添付の英文説明書に従って調製、希釈されていることを確認する。
1.サンプルの準備
マイクロチューブ
試料(~100 mg湿重量)をマイクロチューブ(1.5 ml:各自で用意)に回収する。
Buffer BE 100 μlを加えて懸濁する。
2.サンプルの溶解
1の溶液をMN Bead Tube Type Cに移す。
Buffer MG 40 μlを添加し、さらにProteinase K 10 μlを加える。
Bead TubeをMN Bead Tube Holderにセットし、Vortex-Genie 2上で約15~20分間フルスピードで振盪して、試料を破砕する*2
Bead Tubeを11,000×g、30秒間遠心する。
3.Bufferの添加
Buffer MG 600 μlをBead Tubeに加えて、vortexで3秒間混合する。
Bead Tubeを11,000×g、30秒間遠心する。
4.カラムへの吸着
NucleoSpin DNA Yeast Columnを2 ml Collection Tubeにセットする。
3の上清650 μlをカラムに添加し、11,000×g、30秒間遠心する*3
ろ液を捨てた後、新しい2 ml Collection Tubeにカラムをセットする。
5.メンブレンの洗浄

1回目の洗浄
Buffer BW 500 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心する。
ろ液を捨てた後、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
2回目の洗浄
Buffer B5 500 μl をカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心する。
ろ液を捨てた後、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
6.メンブレンの乾燥
カラムをさらに11,000×gで30秒間遠心する。
カラムをCollection Tubeのろ液に触れないよう取り出す。
7.DNAの溶出
カラムをマイクロチューブ(1.5 ml:各自で用意)にセットする。
Buffer BE 100 μlを添加し、蓋を閉めて、1分間室温で静置する。
11,000×gで30秒間遠心し、DNAを溶出する。

*1 Buffer B5の調製法
Wash Buffer B5 (Concentrate) 6 mlに96~100%エタノール 24 mlを添加する。

*2 試料の破砕には市販の振盪破砕機なども使用できる。使用条件は各機器によって異なるため、個別に条件検討が必要となる。英文説明書に参考条件の記載がある。

*3 Beadより下の溶液はなるべくとらないようにする。

<注意>
使用時には、詳細は必ず添付の英文説明書を確認すること。

  NucleoSpin® DNA Yeast