NucleoSpin® Gel and PCR Clean-up XS

PCR産物の精製・アガロースゲルからのDNA抽出プロトコール

NucleoSpin Gel and PCR Clean-up XS(製品コード 740611.10, 740611.50, 740611.250)

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試薬の調製Buffer NT3*1が添付の英文説明書に従って調製されていることを確認する。
アガロースゲルからのDNA精製を行う場合には、切り出したゲルの重量を測定しておく。
1.サンプルの準備
マイクロチューブ
試料に対して2倍量のBuffer NT1を加える。
Vortexで混合する。
アガロースゲルからのDNA精製の場合には2、3分ごとにvortexで混合しながら、50℃で温めて、
アガロースゲルを完全に融解させる。
2.カラムへの吸着
NucleoSpin Gel and PCR Clean-up XS ColumnをCollection Tube (2 ml)にセットする。
500 μlまでの1の溶液をカラムに添加し、11,000×g、30秒間遠心する。
ろ液を捨てた後、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
1の溶液が残っている場合はさらに残りをカラムに添加し、11,000×g、30秒間遠心したのち、
ろ液を捨て、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
3.メンブレンの洗浄
Buffer NT3 500 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心する。
ろ液を捨て、同じCollection Tubeにカラムをセットする。*2
4.メンブレンの洗浄、乾燥
Buffer NT3 300 μlをカラムに添加し、11,000×gで1分間遠心する。
ろ液を捨てた後、カラムをマイクロチューブ(1.5 ml:各自で用意)にセットする。
5.DNAの溶出
Buffer NE 6~12 μlを添加し、蓋を閉めて、1分間室温で静置する。
11,000×gで1分間遠心し、DNAを溶出させる。
溶出液を再度カラムに添加し、、蓋を閉めて、1分間室温で静置したのち、
11,000×gで1分間遠心し、DNAを溶出させる。
*1 Buffer NT3の調製法
製品コード 740611.10の場合は、Wash Buffer NT3 6 mlに96~100%エタノール 24 mlを添加する。
製品コード 740611.50, 740611.250の場合の調製法は英文説明書を参照すること。
*2 英文説明書の記述と異なるが、導入元マッハライ・ナーゲル社に問題ないことを確認済み。

<注意>
使用時には、詳細は必ず添付の英文説明書を確認すること。

  NucleoSpin® Gel and PCR Clean-up XS