BcaBEST® Isothermal FluorDetect Kit (DNA/RNA)
LAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)法の増幅原理図
ダンベル型DNAの生成ステップ
FIP(Forward internal primer)が結合し、鎖置換活性を持つDNAポリメラーゼが二本鎖DNAを解離させながら5’→3’方向にDNA鎖を伸長します。
F3プライマーが結合、5’→3’方向にDNA鎖が伸長し、FIPから新しく合成されたDNA鎖が解離します。
FIPから新しく合成されたDNA鎖に対して、BIP(Backward internal primer)が結合、5’→3’方向にDNA鎖が伸長します。
B3プライマーが結合、5’→3’方向にDNA鎖が伸長し、BIPから新しく合成されたDNA鎖が解離します。
BIPから新しく合成されたDNA鎖は自己相補的な配列によって、両端にループ構造をもつダンベル型DNAとなります。
ダンベル型DNAと増幅起点
このように生成されたダンベル型DNAから、裏返し構造のダンベル型DNAが生成され、これら2つが次の指数関数的増幅ステップでの鋳型となります。ダンベル型DNAのループ部分に結合したFIPおよびBIPの3’末端と、自己と相補的なF1およびB1領域の3’末端が増幅の起点となります。
また、5’末端側のループ構造に結合する2種類のプライマー(Loop Primer FおよびLoop Primer B)も併用することで、増幅効率が向上します。
BcaBEST® Isothermal FluorDetect Kit (DNA/RNA)