NucleoGone™ Endonuclease, Cold- and Salt-active
様々な条件下における活性
Na
+ and K
+
Mg
2+ and Mn
2+
PH

EDTA

DTT

2-Mercaptoethanol

SDS

Sodium deoxycholate

Triton X-100

Tween 20

Urea

本製品の活性を、様々な条件下で測定した。測定は、弊社反応系(25 mM Tris-HCl pH8.5、5 mM MgCl
2、500 mM NaCl、and 0.5 mg/ml Calf-thymus DNA at 37℃ for 30 minutes)を基本として、条件を変化させるか、または新たに物質を添加して行った。
- ナトリウムイオンとカリウムイオン(500 mM NaCl存在下の活性を100%とした)
濃度の上昇に伴い活性が増加し、750 mMで最大に達した。300 mM以上の濃度における活性は、ナトリウムイオンの方が高くなった。
- マグネシウムイオンとマンガンイオン(5 mM MgCl2存在下の活性を100%とした)
濃度の上昇に伴い活性が増加し、10 mMでほぼプラトーに達した。同濃度においては、マグネシウムイオンの方が常に高い活性を示した。
- pH(pH8.5での活性を100%とした)
pHの上昇に伴い活性が増加した。
- EDTA(非存在下の活性を100%とした)
濃度の上昇に伴い活性が低下し、5 mMでほぼ喪失した。反応液中のマグネシウムイオン(5 mM)がほぼキレートされたためと考えられる。
- DTT(非存在下の活性を100%とした)
濃度の上昇に伴い活性が低下したが、5 mM以下では80%以上の活性を維持した。
- 2-Mercaptoethanol(非存在下の活性を100%とした)
濃度の上昇に伴い活性が低下したが、10 mM以下では75%以上の活性を維持した。
- SDS(非存在下の活性を100%とした)
0.05%の使用においても、活性をほぼ喪失した。サンプル中への添加は適さないと考えられる。
- Sodium deoxycholate(非存在下の活性を100%とした)
濃度の上昇に伴い活性が低下し、0.2%の使用において活性をほぼ喪失した。サンプル中への添加は適さないと考えられる。
- Triton X-100(非存在下の活性を100%とした)
0.1%以上の濃度において活性が徐々に低下したが、1%以下では80%以上の活性を維持した。
- Tween 20(非存在下の活性を100%とした)
0.1%以上の濃度において活性が徐々に低下したが、1%以下では70%以上の活性を維持した。
- Urea(非存在下の活性を100%とした)
1 M以上の濃度において活性が低下し、4 Mでほぼ喪失した。
NucleoGone™ Endonuclease, Cold- and Salt-active