Anti-Human Procollagen Type I C-peptide (PIP)

Anti-Human Procollagen Type I C-peptide (PIP)を用いたウェスタンブロッティング

(大阪歯科大学 秋山真理先生のご好意により掲載)

使用抗体

Anti-Human Procollagen Type I C-peptide (PIP) (Clone PC5-5)(製品コード M011)
(本製品は、ヒト抗原だけではなく、ウシ抗原も検出が可能です。)
Anti-bovine collagen type I Antibody(Abcam社)

方法

ウシ骨膜細胞(Bovine periosteal cells)の培養時に分泌される細胞外マトリックスの成分を調べるために、アスコルビン酸を含有または不含の培地で培養を行い、細胞上清を回収した。
培養3、4、5週目の細胞上清を、ProteoExtract Protein Precipitation Kit(製品コード 539180-1KIT)を用いて調製し、電気泳動用サンプルバッファー(Laemlli sample buffer)に溶解した。(Anti-Human Procollagen Type I C-peptide (PIP)を用いる場合は、非還元非加熱の条件でサンプルを調製した。)
各20 μg分のサンプルについて、SDS-PAGE(7.5%)を行い、メンブレンにブロッテイングした。
このメンブレンを用いて、一次抗体1000倍希釈液を一晩反応させ、二次抗体は、Envision Polymer(DAKO社)50倍希釈液を反応させ、ウェスタンブロッテイングを行った。検出は化学発光で行った。

結果

アスコルビン酸を含有する培地で培養した培養上清では、Procollagen Type I C-peptide(PIP)抗体およびCollagen I抗体を用いて目的バンドの検出ができた。

A:Anti-bovine collagen type I Antibody
B:Anti-Human Procollagen Type I C-peptide (PIP)
出版社の許可を得て、参考文献より転載

参考文献

  • Cell Transplantation, (2009);18, 443-452.
    Akiyama, M. and Nakamura, M.
    Bone Regeneration and Neovascularization Processes in a Pellet Culture System for Periosteal Cells

  Anti-Human Procollagen Type I C-peptide (PIP)