個人情報としてのゲノムデータの取り扱い

「個人情報の保護に関する法律（個人情報保護法）」および「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に従い、以下解析手法で得たゲノムデータ（細胞から採取されたデオキシリボ核酸（別名DNA）を構成する塩基配列およびそのアノテーションデータ等）を個人情報として取り扱います。

・全核ゲノムシーケンス解析
・全エクソームシーケンス解析
・全ゲノムSNPタイピングデータ
・互いに独立な40箇所以上のSNPから構成されるシーケンス解析
・9座位以上の4塩基STR解析

個人情報管理を徹底するために、上記解析手法にあたる作業をご依頼いただく場合は、ご依頼前に 「 ヒトゲノム・遺伝子解析情報提供用紙（個人情報保護法対応）」に必要事項を記載の上、弊社までお送りください。
ご提供いただいた情報を元に弊社管理体制を決定いたします。

※	生存者のみならず死者の資料・情報についても個人情報として管理いたします。
※	学術的な価値が定まり、研究実績として十分に認められ、研究用に広く一般に利用され、かつ一般に入手可能な試料・情報は、個人情報として管理いたしません。

ご提供いただく試料・情報は原則として以下といたします。

・	特定の個人を識別することができないものであること。
・	委託者側の倫理委員会の承認済であること。
・	解析の一部を委託することが研究計画書に記載されていること。
・	研究対象者に対してインフォームド・コンセントの手続きがなされていること。
・	要配慮個人情報を取り扱う場合や海外の解析企業に再委託する場合は、その旨について、被研究対象者の同意を得ていること。同意がない場合は原則受託対応できません。

解析により取得した個人情報は以下のように管理いたします。

・	個人情報保護管理体制の下、取り扱う個人遺伝情報の漏えい、滅失又はき損の防止その他の個人遺伝情報の安全管理のため、組織的、人的、物理的、および技術的安全管理措置を講じています。
・	専用の解析サーバーに保管し、個人識別符号に該当するゲノムデータへのアクセス権の付与および管理、サーバー管理、サーバーの定期的な点検を行います。
・	委託範囲を超えた利用はいたしません。
・	例外を除いて、第三者提供は行いません。
・	納品時には授受書の発行等で個人情報を受領されたことを確認いたします。また、パスワード付の電子媒体に保存するなど、不特定第三者がゲノムデータを閲覧できないよう対策を講じます。
・	別途期限を定める場合を除いて、納品後3ヵ月後に弊社解析サーバーから破棄いたします。
・	必要に応じて、委託元による個人情報管理の監査を受け入れることが可能です。