BcaBEST® DNA Polymerase ver.2.0

等温増幅向け酵素
  • LAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)法に使用可能なポリメラーゼ
  • 蛍光色素とリアルタイムPCR装置を用いてReal-Time LAMP/Real-Time RT-LAMPが可能
  • 指示薬や色素を用いる目視検出やイムノクロマト法(lateral-flow assay)との組合せ検出が可能
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
RR380A

TKR

タカラバイオ(株)
BcaBEST® DNA Polymerase ver.2.0
PCR酵素
1,600 U ¥14,000
¥11,200
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RR380A
RR380B(A×5)

TKR

タカラバイオ(株)
BcaBEST® DNA Polymerase ver.2.0
PCR酵素
8,000 U ¥53,000
¥42,400
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RR380B(A×5)
9300A

TKR

タカラバイオ(株)
TB Green® Solution
50 μl ¥15,000
説明書・データシート・ベクター情報
9300A
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製品説明

BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0は、Bacillus caldotenaxを由来とする5’→3’エキソヌクレアーゼ活性欠損型DNAポリメラーゼ(BcaBEST DNA Polymerase)のバージョンアップ製品です。従来の高い鎖置換活性に加え、変異導入によりDNAポリメラーゼ活性と逆転写活性が増強されています。そのため、本酵素を用いた等温増幅では、より短時間での微量核酸の増幅が可能となっています。本製品には、dNTPを含むLAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)用の反応バッファーが含まれ、ターゲット遺伝子の検出系構築に使用できます。

BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0は逆転写酵素活性を有しますが、RNAを鋳型とするReverse Transcription LAMP(RT-LAMP)を実施する際には、反応液中にReverse Transcriptase XL (AMV)(例:製品コード 2630Aなど)を添加することをお勧めします(使用例参照)。

蛍光でのReal-Time LAMP/Real-Time RT-LAMPを実施する際には、TB Green Solution(製品コード 9300A)をご利用ください。使用例を記載したデータシートもご用意しています。

内容

BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0(製品コード RR380A)
BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0200 μl ×1
BcaBEST Buffer1.25 ml ×2

保存

-20℃

濃度

8 U/μl

起源

Escherichia coli carrying a plasmid containing the gene for BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0

一般的性質

質量:約68 kDa

活性の定義

65℃において30分間に210 nmolのdNTPを酸不溶性沈殿物に取り込む酵素量を1 Uとします。

活性測定用反応液組成

25 mM   TAPS (pH9.3, 25℃)
50 mM   KCl
2 mM   MgCl2
0.1 mM   DTT
各200 μM   dATP・dGTP・dCTP
100 μM   dTTP
10 μCi   [3H]-dTTP
0.25 mg/ml   活性化サケ精子 DNA

用途

  • LAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)/ RT-LAMP(Reverse Transcription LAMP)
  • Real-Time LAMP/Real-Time RT-LAMP
  • Colorimetric LAMP Assay
  • Immunochromatography(lateral-flow assay)
  • RCA (Rolling Circle Amplification)

使用上のご注意

  1. 本酵素の激しい攪拌は行わないでください。
  2. 試薬調製の際は、コンタミネーションがないように細心の注意を払ってください。反応後のサンプルを解析する際は、試薬調製とは別のエリアで行ってください。
  3. 本酵素の70℃以上での使用はお勧めできません。そのため、通常のPCRには使用できません。

使用例(LAMP)

横にスクロールできます
Nuclease-free waterX μl
BcaBEST Buffer12.5 μl
10×LAMP primer mix*12.5 μl
BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0 (8 U/μl)0.3~1 μl*2
サンプル*3例2 μl
Total25 μl
60~65℃で30分間インキュベーションする。*4

*1 FIP/BIP primers: 16 μM、F3/B3 primers: 2 μM、LoopF/B primers: 8 μM
*124 至適なプライマー濃度、酵素濃度、反応温度・時間は、ターゲット遺伝子やプライマー配列によって異なるので適宜調整する。酵素濃度が高い場合、検出(増幅)時間は短縮されるものの非特異増幅のリスクが高まるので、鋳型無しのコントロール反応を行い、特異性に問題がないかを確認してください。
*3 反応液準備中での非特異反応を避けるため、サンプルは最後に添加する。ターゲットがRNAである場合は、Reverse Transcriptase XL (AMV)(5 U/μl)を最終濃度が0.04 U/μlになるように添加してください。

注: 検出においては、変色指示薬を用いた肉眼での確認から蛍光物質を用いたリアルタイム装置での検出まで、様々な方法を用いることができます。目的に応じた検出方法をご使用ください。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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