製品説明
本製品は、キチナーゼ、キトビアーゼ、α-1,3-グルカナーゼを主体とした複合酵素剤である。
- キチナーゼ、キトビアーゼ、α-1,3-グルカナーゼ活性を有する。
- 単独で糸状菌のプロトプラストを調製できる。Yatalase(製品コード T017)ではプロトプラスト化が難しい黒麹菌などの糸状菌も、効率的にプロトプラスト化することができる。
保存
4℃、乾燥状態で保存
形状
凍結乾燥粉末(賦形剤として乳糖を含む)
酵素活性
キチナーゼ活性: 50 U/g powder 以上
キトビアーゼ活性:500 U/g powder 以上
α-1,3-グルカナーゼ活性: 20 U/g powder 以上
活性の定義
[キチナーゼ活性]
37℃、pH6.0において0.5%キチン溶液から1分間に1 μmolのN -Acetylglucosamineを遊離する酵素活性を1 Uとする。
[キトビアーゼ活性]
37℃、pH6.0 において5 mM N-acetyl-β-D-glucosaminide溶液から1分間に1 μmolのp-Nitrophenolを遊離する酵素活性を1 Uとする。
[α-1,3-グルカナーゼ活性]
30℃、pH6.0において2% α-1,3-glucan懸濁液から1分間に1 μmolのグルコースを遊離する酵素活性を1 Uとする。
一般的性質
至適pH:pH6.0
至適温度:30℃
図1 pH-活性、安定性曲線(pH安定性:指定のpHで酵素液を1時間置いた後の活性)
図2 温度-活性、安定性曲線(温度安定性:指定の温度で酵素液を1時間置いた後の活性)
* 活性:
A. luchuensis菌体のプロトプラスト形成効率(プロトプラスト数/菌体g)
各種Aspergillus属に対するプロトプラストの形成
菌株 | プロトプラスト形成 |
Yatalase | Yatalase -Plus- |
Aspergillus oryzae | ○ | ○ |
Aspergillus niger | × | ○ |
Aspergillus luchuensis | × | ○ |
Aspergillus sojae | △ | ○ |
Aspergillus nidulans | △ | ○ |
Aspergillus kawachii | × | ○ |
Aspergillus aculeatus | × | ○ |
Yatalase -Plus-はYatalase(製品コード T017)ではプロトプラスト化が難しい黒麹菌などの糸状菌にも使用できる。
本製品は大関株式会社で製造されたものです。