製品説明
サイトカインの定量は、免疫学的プロセスの解明や、免疫細胞の表現型を評価する上で重要である。96 wellプレートを用いたELISAアッセイは、測定サンプルが揃うまでサンプルを保存することが一般的で、定量に数時間を要し、リアルタイムな分析には適していない。
GoStix Plusサイトカインアッセイは、イムノクロマトベースの検出方法とスマートフォンアプリを組み合わせて、ヒトサイトカイン(IL-2、IFN、TNF-α)を迅速、正確に定量できるように設計されている。少量のサンプルを用い、わずか10分でELISAに匹敵する精度で細胞培養上清、または血清に含まれるサイトカイン濃度を測定することが可能である。簡便で再現性が高く、サンプリングのタイミングに合わせてリアルタイムにサイトカイン濃度を測定することができる。
20 μlの細胞培養上清、または希釈した血清サンプルをGoStix Plusカセットに滴下しChase Bufferを加えると、10分後にサイトカイン濃度に応じたバンドとコントロールバンドが出現する。続いて、出現したバンドをスマートフォンアプリで撮影すると、ロット固有の検量線を参照してサイトカイン濃度が算出される。各キットにはコントロールタンパク質が含まれており、コントロールを用いてGoStix Plusの機能を確認することが可能である。
スマートフォンアプリは、App StoreもしくはGoogle Playからダウンロード可能である。
Cytokine GoStix Plusシリーズの操作手順
内容
用途
- 細胞培養上清、血清サンプルに含まれるヒトサイトカインの定量
- 免疫細胞のスクリーニング
- 免疫応答解析
- その後の分析に適したサンプル希釈率の決定
保存
室温
溶解後のControl溶液は4℃で1週間保存可能。長期保存する場合は、小分けにして-20℃保存(凍結融解の繰り返しは避ける)。