※2022年4月よりCellartis MSC Xeno-Free GMP Grade Culture Medium (Prototype)(製品コード Y50210)の製品名を「Cellartis MSC Xeno-Free GMP Grade Culture Medium」に変更いたします。製品コードや価格、容量等に変更はございません。
移行期間中は旧名称が記載された製品が届く可能性がありますが、予めご了承ください。
製品説明
Cellartis MSC Xeno-Free Culture Medium(製品コード Y50200)はヒト間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cells:MSC)の培養用培地である。動物由来成分を含まないXeno-Free培地であり、再生医療研究にも最適である。本培地を用いると、プレートコーティング剤不使用の条件下でも細胞は高い増殖性を示し、また、未分化状態を維持した培養が可能である。Cellartis MSC Xeno-Free Culture Medium(w/o Phenol Red)(製品コード Y50205)は、Y50200の組成よりフェノールレッドのみを除いた培地である。
Cellartis MSC Xeno-Free GMP Grade Culture Medium(製品コード Y50210) は、Y50205と同一組成のGMPグレードヒトMSC培養用培地であり、PIC/S(医薬品査察協定及び医薬品査察共同スキーム)のGMPガイドラインに準拠した施設で、製造および品質管理されている。
※プレートコーティング剤としてRetroNectin(製品コード T100A/B、T202)またはフィブロネクチン(ヒト)を使用することで、増殖性などを高く維持できる場合があります。
内容
Cellartis MSC Xeno-Free Culture Medium(製品コード Y50200)
Cellartis MSC Xeno-Free Culture Medium(w/o Phenol Red)(製品コード Y50205)
Cellartis MSC Xeno-Free GMP Grade Culture Medium (製品コード Y50210)
保存
- Cellartis MSC Xeno-Free Basal Medium: 4℃(凍結不可)
- Cellartis MSC Xeno-Free Basal Medium(w/o Phenol Red):4℃(凍結不可)
- Cellartis MSC Xeno-Free GMP Grade Basal Medium :2~8℃(凍結不可)
- Cellartis MSC Xeno-Free Supplement:-20℃(再凍結不可)
- Cellartis MSC Xeno-Free GMP Grade Supplement :-30℃以下(再凍結不可)
※ Supplementは、使用するまで記載の温度で凍結保存し、使用前に室温もしくは4℃(O/N可)で解凍して
ください。解凍後は長時間室温に放置せず、すみやかに使用してください。
※ Basal MediumにSupplementを添加した後は4℃で保存し、1ヵ月以内を目途に使用してください。
本製品以外に必要な試薬
- ヒト由来間葉系幹細胞
- PBS
- 剥離剤
<推奨> Accumax(Innovative Cell Technologies, Inc:Code. AM105)
- 凍結保存液
<推奨> STEM-CELLBANKER GMP grade(製品コード CB045/CB047)
アプリケーションデータ
解析数 | 染色体数 | 核型 |
45 | 46 | 47 |
20 | 0 | 20 | 0 | 46, XY |
図4.コーティング剤フリーで培養したヒト間葉系幹細胞の簡易核型解析(Q-band)
Cellartis MSC Xeno-Free Culture Mediumを用い、コーティング剤フリーの条件下で5回の継代培養を経たヒトMSCの核型解析(Q-band)を行ったところ、特徴的な構造異常は認められなかった。
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幹細胞・再生医療研究ガイド
タカラバイオで展開している幹細胞研究のための試薬・受託サービス選択ガイドの他、関連情報をまとめています。