HSC-BANKER GMP gradeは、一剤で造血幹細胞を保存できる手軽な凍結保存液である。GMPに準拠した国内の工場で、GMP基準に準拠した方法で製造している。
製品が環境にさらされる作業はすべてグレードA環境で行われており、無菌性を保証している。 本製品は、臍帯血由来の幹細胞の保存に適している。 |
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総有核細胞(TNC)に対して90%以上の造血幹細胞(=CD34陽性細胞)を確認できたことから、凍結前の総細胞に対して同等の比率で凍結保存が出来ていたことが示唆された。
HSC-BANKER GMP gradeに懸濁した間葉系幹細胞(MSC)をクライオチューブ内に入れ、ディープフリーザー(−70℃)にて24時間保存した。その後、液体窒素内に移して5ヵ月保存した。
その結果、解凍3日後のHSC-BANKER GMP gradeで保存した間葉系幹細胞(MSC)の生存率は98.3%であった。また、解凍後の継代も問題なく行うことができ、解凍後の3日間で細胞数は約8倍にまで増殖した(Doubling Timeは24.3時間)。
なお、解凍してから18時間後および72時間後の細胞の様子は下図の通りである。
幹細胞の凍結保存に最適化した凍結保存液
分化誘導能確認済みのドナーの異なる株を複数ラインナップ
細胞洗浄・回収液
実績のある凍結保存液
2iによるGround State維持
ミトコンドリアDNAを指標に多能性細胞からの分化状態をモニタリング