ZenoParticle CH-100

微粒子化キトサンアジュバント
  • 安全性の高いアジュバンド
  • 独自技術により微粒子化されたキトサン(多糖類)
  • オイルアジュバントより抗原との混合時の操作が容易
  • 生分解性の素材で安全性が高い
  • 局所刺激性が低く複数回投与が可能
  • 一般的な投与経路で抗体産生が可能
  • 安定的な抗体価を維持
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
CB081

ZNQ

日本全薬工業株式会社
ZenoParticle CH-100
タンパク質発現
0.5 ml×5 ¥35,000
¥28,000
2024/11/25~
2025/03/31

購入にはライセンス確認書が必要です
CB081
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製品説明

本製品は微粒子化されたキトサンのため、安全性が高いアジュバントである。安定的な抗体価の維持が期待できる。

本製品は、研究目的に限り使用を認めたラベルライセンス製品です。ご購入前に“ライセンス確認同意書”の内容にご同意いただく必要があります。
製品ご購入に際しては、添付のライセンス確認同意書に必要事項を記入の上、ご注文の際に弊社販売店までお渡しください。本同意書が添付されていない場合は製品の出荷ができませんのでご注意ください。
ライセンス確認同意書

使用方法

  1. 使用するZenoParticleと等量の抗原溶液を生理食塩液等で調製する。
    (溶液の抗原濃度はご使用の抗原に応じて調整する。一例として、下記の試験では20 μg/mlのovalbumin (OVA)溶液を調製して使用している)
  2. ZenoParticleを冷蔵から室温に戻して混和する。
  3. 調製した抗原溶液とZenoParticleを1:1で混和する。
  4. 混和した溶液を室温で攪拌する。(ボルテックスミキサーの使用を推奨する)
  5. 溶液が十分攪拌されたこと確認して速やかに使用する。
    (一例として、マウスに使用する場合は腹腔内投与で100~200 μl/匹が目安である)
一般的なアジュバント製品との比較
図1.一般的なアジュバント製品との比較

5~7週齢のメスBALB/cマウス(n=5)を1 μg OVAと各アジュバンドを用いて免疫した。各アジュバントと抗原を等量混和させ、100 μlの懸濁液をマウスの腹腔内に投与した。初回免疫1週間後に2回目の免疫を実施、さらにその1週間後に採血した。間接ELISA法に従い、2 μg/ml OVA(100 μl/ウェル)で固相化した96ウェルプレート、希釈血清(100 μl/ウェル)、およびHRP標識抗マウスIgG抗体(2,000倍希釈、100 μl/ウェル)を用いて、抗OVA抗体価を測定した。 ZenoParticleは他のアジュバントと同等以上の抗体価を示した。

ZenoParticleの効果
図2.ZenoParticleの効果

5~7週齢のメスBALB/cマウス(n=5)を1 μg OVAとZenoParticleを用いて免疫した。ZenoParticleと抗原を等量混和させ、100 μlの懸濁液をマウスの腹腔内に投与した。初回免疫2週間後に2回目の免疫を実施した。1回免疫2週間後と2回免疫1週間後に採血した。間接ELISA法に従い、2 μg/ml OVA(100 μl/ウェル)で固相化した96ウェルプレート、希釈血清(100 μl/ウェル)、およびHRP標識抗マウスIgG抗体(2,000倍希釈、100 μl/ウェル)を用いて、抗OVA抗体価を測定した。 ZenoParticleの効果により、2回免疫1週後に、抗体価の増強が認められた。

抗体価の持続
図3.抗体価の持続

5~7週齢のメスBALB/cマウス(n=5)を1 μg OVAとZenoParticleを用いて免疫した。ZenoParticleと抗原を等量混和させ、100 μlの懸濁液をマウスの腹腔内に投与した。初回免疫2週間後に2回目の免疫を実施した。2回免疫から1、3、5、7、9、12週後に採血した。間接ELISA法に従い、2 μg/ml OVA(100 μl/ウェル)で固相化した96ウェルプレート、希釈血清(100 μl/ウェル)、およびHRP標識抗マウスIgG抗体(2,000倍希釈、100 μl/ウェル)を用いて、抗OVA抗体価を測定した。 2回免疫1週後で観察された抗体価の上昇はその後も持続し、免疫12週後においても同様に観察できた。

投与経路による比較(抗体価の上昇および持続)
図4.投与経路による比較(抗体価の上昇および持続)

5~9週齢のメスBALB/cマウス(n=5)を1 μg OVAとZenoParticleを用いて免疫した。ZenoParticleと抗原を等量混和させ、100 μlの懸濁液をマウスの皮内、皮下、筋肉内に投与した。2回目の免疫は初回免疫の2週後に、3回目の免疫は初回免疫の4週後に実施した。2回免疫1週後、3回免疫1、4、8週後に採血した。間接ELISA法に従い、2 μg/ml OVA(100 μl/ウェル)で固相化した96ウェルプレート、希釈血清(100 μl/ウェル)、およびHRP標識抗マウスIgG抗体(2,000倍希釈、100 μl/ウェル)を用いて、抗OVA抗体価を測定した。
皮内、皮下、筋肉内のどの投与経路においても、腹腔内投与と同様に抗体価の上昇と持続が認められた。

不活化伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(IBDV)を抗原とした抗体価の経時的変化
図5.不活化伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(IBDV)を抗原とした抗体価の経時的変化

2週齢のSPF鶏(n=3~6、雌雄混合)において、抗原とZenoParticleを用いて免疫した。ZenoParticleと抗原を混和させ、初回は200 μlの懸濁液を鶏の筋肉内に投与した。2回目の免疫は初回免疫の5週後に、3回目の免疫は初回免疫の8週後に実施し、500 μlの懸濁液を筋肉内に投与した。1回免疫2週後、2回免疫1、3週後、3回免疫2週後に採血し、ELISAにて抗IBD抗体価を測定した。
ZenoParticle群は3回免疫2週後に陽性率100%を示し、FCA群と比較して高い抗体価を示した。

不活化IBDVを抗原とした中和抗体価
図6.不活化IBDVを抗原とした中和抗体価

2回免疫5週後、3回免疫2週後の血清を用いて、中和抗体価測定を実施した。
FCA群と比較し、ZenoParticle群の中和抗体価は有意に高値を示した。


製品に関する詳細情報はゼノジェンファーマ株式会社のホームページをご確認ください。

保存

2~8℃

使用上の注意

  • ZenoParticleおよび抗原溶液は室温で混和してください。
    (冷蔵から室温に戻した状態でZenoParticleに白濁が見られる場合がありますが、使用には問題ありません)
  • 混和した溶液は室温で保持し、使用直前に十分攪拌してください。
  • 本製品は試験研究用です。人体には使用しないでください。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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