従来型のTet-On SystemやRevTet-On Systemを使用する際に、このベクターを同時に用いると、テトラサイクリン調節性の転写サイレンサー(tTS)を発現して、目的遺伝子のバックグラウンドでの発現をブロックする。tTSは、Tetリプレッサータンパク質(TetR)とKRABサイレンシングドメイン(SD
Kid-1)を融合したもの(1)で、ドキシサイクリン(Dox)非存在下で応答プラスミドのTet応答因子(TRE)領域中に存在する
tetO配列に結合し、遺伝子発現を抑える。
図1. pTet-tTsベクターマップ