Yeast Processing Reagent (for total RNA preparation)

液体窒素不要の酵母前処理試薬
  • 酵素的に酵母細胞壁を分解
  • 液体窒素やガラスビーズを用いる煩雑な操作は不要
  • 多サンプルの処理にも最適
  • RNAiso PlusやNucleoSpin RNAと組み合わせて使用
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
9089

TKR

タカラバイオ(株)
Yeast Processing Reagent (for total RNA preparation)
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
20回 ¥18,000
説明書・データシート・ベクター情報
9089
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製品説明

Yeast Processing Reagent(for total RNA preparation)は、RNAiso Plus(製品コード 9108/9109)やNucleoSpin RNA(製品コード 740955.10/.50/.250)を用いて酵母から高純度のtotal RNAを精製する際に併用する前処理試薬である。本製品を用いた酵母菌体の前処理操作は、遠心による酵母菌体の洗浄と回収、Yeast Processing Enzyme Solution(細胞壁分解酵素)とYeast Processing Bufferによる酵母細胞壁の分解からなる。本製品では細胞壁分解酵素を利用して前処理を行うため、ガラスビーズや液体窒素を利用した煩雑な操作は不要である。
本製品で前処理を行うことで、主な酵母(Saccharomyces, Candida, Pichia等)から、RNA関連の一般的な各種遺伝子工学実験(RT-PCR等)に使用可能な高純度のtotal RNAを精製することができる。標準的な実験例の場合、2~5×107の対数増殖期の新鮮なSaccharomyces cerevisiae酵母菌体から10~20 µgの高純度total RNAが得られる。本製品は長時間培養した酵母菌体や、凍結酵母菌体からのtotal RNA調製にも利用することができる。また、対数増殖期にある新鮮な酵母菌体からは、通常より反応時間を短縮してtotal RNAを精製可能である。

RNA抽出試薬について
本製品はRNAiso PlusまたはNucleoSpin RNAと組み合わせてご使用ください。
他のRNA抽出試薬との組み合わせについては、適合性を確認していません。

内容

・Yeast Processing Buffer
・Yeast Processing Enzyme Solution*1
・RNase-free DNase I*2
・10×DNase I Buffer*2

*1 細胞壁分解酵素を含む。
*2 RNAiso Plusでのtotal RNA調製時に必要に応じて使用する。

保存

-20℃

キット以外に必要な試薬、器具

  • RNAiso Plus(製品コード 9108/9109)またはNucleoSpin RNA(製品コード 740955.10/50/250)
  • 遠心分離機
  • 特級エタノール(>99%)
  • 氷冷滅菌精製水
  • 各種チューブ
  • 恒温槽(30℃、37℃ インキュベート用)
  • RNase-free水
  • 1 M DTT溶液または2-メルカプトエタノール(2-ME)*1
    (2-MEは毒物ですので、取扱い・廃棄には注意してください。)
  • クロロホルム*2
  • イソプロパノール*2
  • 75%エタノール[RNase-free水を用いて調製]*2

*1 NucleoSpin RNAでのtotal RNA調製時に使用する。
*2 RNAiso Plusでのtotal RNA調製時に使用する。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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