製品説明
NucleoMag Plantは、磁性ビーズを用いて植物組織からゲノムDNAをハイスループット精製するためのキットである。サンプル溶解後、ゲノムDNAをNucleoMag Beadsに選択的に結合させ、夾雑物を洗浄により除去した後、DNAを低イオン強度条件下でビーズから溶出する。磁性ビーズ法は精製工程中にサンプルを移し替える必要がないため、クロスコンタミネーションのリスクを低減できる。簡単に自動化装置に応用可能である。
原理 | 磁性ビーズ法 |
形状 | 高反応性超常磁性ビーズ(ビーズ粒径:1~3 μm) |
操作 | 手動または自動化装置 |
サンプル量 | 20~50 mg 植物組織 |
精製サイズ | 300 bp~約50 kb |
回収量 | 10~20 μg |
A260/280 | 1.6~1.9 |
溶出液量 | 50~200 μl |
精製時間 | 120分 |
結合容量 | 約0.4 μg/1 μl ビーズ |
内容
・NucleoMag C-Beads
・Lysis Buffer MC1
・Binding Buffer MC2
・Wash Buffer MC3
・Wash Buffer MC4
・Wash Buffer MC5
・Elution Buffer MC6
・RNase A(凍結乾燥品)
・Elution plate, U-bottom(Self-adhering PE foilを含む)
本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)
試薬
・80%エタノール
器具
・Separation plate (Square-well Blockなど)
・Homogenization tubes(MN Tube Strips and Cap Stripsなど)
・NucleoMag SEP(製品コード744900)
使用可能な他社のマグネットプレート
マグネットプレート | 対応Separation plate |
MagnaBot (Promega社) | 96-well microtiter plate (Greiner 、No. 650101) |
Te-MagS(Tecan社) | 96-well PCR plate (ABgene、No. AB 0407) |
保存
室温
操作手順
用途
- 植物組織からのゲノムDNA精製
- 精製DNAはPCRやサザンブロッティング、酵素反応などに使用可能