製品説明
	
(ご注意)こちらの製品をマイコプラズマの否定試験に使用することはお控えください。
NucleoSpin Virusは、細胞を含まない血清、血漿、無細胞生体液からウイルスRNAやDNAを効率的に精製するキットである。RNAまたはDNAウイルスはLysis Buffer VL中のカオトロピック塩により迅速に溶解される。通常溶解困難なDNAウイルスについても、キット添付のLiquid Proteinase Kの処理により溶解され、効率良く精製できる。添付のCarrier RNAを使用すれば、低濃度のウイルス核酸でもカラムへの結合が改善され、効率の良い回収が可能になる。精製DNAやRNAはH
2Oで溶出されるため、そのまま次の実験に使用可能である。
  
    | 原理 | 
    シリカメンブレン法 | 
  
  
    | 形状 | 
    ミニスピンカラム | 
  
  
    | サンプル量 | 
    <200 μl 血清、血漿、生体液 (2回ロードにより、400 μlまで可能) | 
  
  
    | 精製サイズ | 
    100 bp~約50 kb | 
  
  
    | 溶出液量 | 
    30 μl | 
  
  
    | 精製時間 | 
    50分 | 
  
  
    | 結合容量 | 
    25 μg | 
  
ウシ血液サンプルからのBTVウイルスの検出
12個のウシ血液サンプルからNucleoSpin Virus及びQ社製品でBTVウイルスRNAを精製した。RT-qPCRを用いて、BTVウイルスの検出を行った。NucleoSpin Virusで精製されたRNAからの平均Ct値は小さく、より高濃度のウイルスRNAが精製できることが示された。
 		内容
	・Lysis Buffer VL
・Wash Buffer VW1
・Wash Buffer VW2(Concentrate)
・RNase-free H2O
・Carrier RNA(凍結乾燥品)
・Liquid Proteinase K
・NucleoSpin Virus Columns
・Collection Tubes(2 ml)
・Collection Tubes(1.5 ml)
		本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)
	96~100%エタノール
ピペットチップ(滅菌済)
ピペット
ヒートブロック
微量高速遠心機
		保存
	室温(Liquid Proteinase Kは開封後、4℃または-20℃で保存)
		操作手順
			用途
	
- 血清、血漿、無細胞生体液~200 μlまたは400 μlからのウイルスRNAやDNAの精製
 
- 精製RNA/DNAは、RT-PCRや各種解析に使用可能
 
 			NucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。