ThruPLEX® Tag-Seq HV

低頻度変異解析用UMI付きライブラリー調製キット
  • サンプルを濃縮せずに使用できるシンプルな1チューブワークフロー
  • インプット量によらず、再現性が高く、均一なカバレッジ
  • 5~200 ng(インプット量:30 μl)のFFPE由来DNAおよびcfDNAを使用可能
  • GC含量の高い領域もバイアスの少ないパフォーマンス
  • 分子バーコード(UMI)搭載:
    - 高感度で信頼性の高い低頻度変異の検出
    - シーケンス及び増幅エラーの低減
  • DNA断片化酵素を含む”完璧”なPLUS Kitもラインナップ
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
R400742

CLN

Clontech
ThruPLEX® Tag-Seq HV
-DNAシーケンス編- ライセンス
24回 ¥195,000
¥156,000
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RB4742
R400743

CLN

Clontech
ThruPLEX® Tag-Seq HV
-DNAシーケンス編- 取寄 ライセンス
96回 ¥697,000
¥557,600
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RB4743
R400734

CLN

Clontech
ThruPLEX® Tag-Seq HV Core Components
-DNAシーケンス編- ライセンス
24回 ¥159,000
¥127,200
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RB4734
R400735

CLN

Clontech
ThruPLEX® Tag-Seq HV Core Components
-DNAシーケンス編- 取寄 ライセンス
96回 ¥559,000
¥447,200
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RB4735
R400739

CLN

Clontech
ThruPLEX® HV UDI 1-24
24回 ¥50,000
説明書・データシート・ベクター情報
RB4739
R400738

CLN

Clontech
ThruPLEX® HV UDI SetA
96回 ¥189,000
説明書・データシート・ベクター情報
RB4738
R400784

CLN

Clontech
ThruPLEX® Tag-Seq HV PLUS Kit
-DNAシーケンス編- 取寄 ライセンス
24回 ¥225,000
¥180,000
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RB4784
R400785

CLN

Clontech
ThruPLEX® Tag-Seq HV PLUS Kit
-DNAシーケンス編- 取寄 ライセンス
96回 ¥1,064,000
¥851,200
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
RB4785
※色文字での表示は、キャンペーン価格およびそのキャンペーン期間です。
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製品説明

ThruPLEX Tag-Seq HVケミストリーは、最大30 μlのインプット量から、高い多様性と均一なGCカバレッジを備えたDNAライブラリーを作製するために最適化されている。
ライブラリー調製には、5~200 ngの断片化された二本鎖DNAを用いることが可能である。3ステップのワークフローは約2時間で、同一チューブまたは同一ウェルで行われ、操作途中の精製ステップやサンプルの移し替えは不要のため、取り扱いミスや貴重なサンプルの損失を防ぐことができる。ライブラリーの多様性が高いため、ThruPLEX Tag-Seq HVライブラリーは、ターゲット濃縮キットと組み合わせることができ、高品質のシーケンス結果を提供できる。
ThruPLEX Tag-Seq HVは個別の分子バーコード(UMI)を付加することにより、増幅およびシーケンスエラーの修正が可能であり、低頻度の変異を検出する際に有用である。本システムに含まれるUMIは均一な使用頻度になるように選択され、シーケンス結果において最も良い結果を提供できる。
ThruPLEX Tag-Seq HVのUMIは、一般公開されているツールを用いて解析できるよう設計されている。
Linuxなどのコマンド環境での解析方法のご紹介はこちら(Takara Bio USA社サイト)

ThruPLEX Tag-Seq HVとThruPLEX HV UDI(ユニークデュアルインデックス)を使用することにより、最大96個のライブラリーを混合できるように設計されている。精製および定量化されたライブラリーは、イルミナ社NGSに対応している。本キットはターゲット濃縮キットと組み合わせることにより、カバレッジの高いシーケンス結果を提供できる。血漿由来のセルフリーDNAやFFPEサンプルからの損傷DNAなどの断片化されたDNAでの使用に最適である。
ThruPLEX Tag-Seq HV PLUS Kitは、ThruPLEX Tag-Seq HVにThruPLEX HV PLUS Enzymatic Fragmentation Moduleが含まれた製品である。
ThruPLEX Tag-Seq HVのエンドリペアのステップと並行して、ThruPLEX HV PLUS Enzymatic Fragmentation Moduleに含まれる酵素により、サンプルDNAのサイズ調製可能な断片化を行うことが可能である。この製品により、機械的断片化や別の酵素による断片化を行っていた時間を省略することができる。
注意)ThruPLEX HV UDIは、ThruPLEX DNA-Seq、ThruPLEX Tag-Seq、ThruPLEX Plasma-Seq Kitなど、従来のバージョンのThruPLEX Kitとは互換性がありません。ThruPLEX「HV」キットとのみ互換性があります。
すべてのインデックスは、ベースコール用の2または4チャンネルケミストリーを使用するイルミナシーケンサーシステム(例:MiSeq、NovaSeq、MiniSeq、NextSeq、およびHiSeqプラットフォーム)で機能することが検証されています。1チャンネルケミストリーを使用するシステム(例:iSeq)では検証されていません。
ThruPLEX Tag-Seq HV の1チューブライブラリー作製のワークフロー
図1.ThruPLEX Tag-Seq HV の1チューブライブラリー作製のワークフロー

ThruPLEX Tag-Seq HVのワークフローは、同一チューブ(または同一ウェル)で行われる3つの簡単なステップで構成されており、操作途中での精製ステップやサンプルの移し替えの必要がない。本キットは、高いインプット容量(30 μl)、最大200 ngまでのサンプルの使用が可能なため、サンプルの濃縮が不要で、多様性の高いライブラリーの作製が可能である。

144個の個別UMIが含まれるThruPLEX Tag-Seq HV
図2.144個の個別UMIが含まれるThruPLEX Tag-Seq HV

PCRとシーケンスエラーに起因する偽陽性のコールを減らすことができ、バリアントコールのあいまいさを排除することができる。

ThruPLEX Tag-Seq HV UMI設計ストラテジー
図3.ThruPLEX Tag-Seq HV UMI設計ストラテジー

Panel A.イルミナプラットフォームで高品質なシーケンスが確保できるUMIを選択
Panel B.50 ng(紫色)と5 ng(緑色)のDNAインプット量で、UMI使用頻度が均一に得られるように濃度を最適化


表1.UMIアルゴリズムを使用して同定されたバリアント
横にスクロールできます
GeneAmino
acid
change
Expected allele
frequency 0%
Expected allele
frequency 1%
Expected allele
frequency 5%
EGFRG719S0.0%0.0%1.4%1.5%6.2%5.9%
EGFRL858R0.0%0.0%1.0%1.6%5.5%6.1%
EGFRL861Q0.0%0.0%0.7%1.6%2.2%2.2%
KRASG12D0.0%0.0%1.3%0.5%4.1%3.7%
NRASQ61K0.0%0.0%2.9%1.9%6.3%4.8%
PIK3CAE545K0.0%0.0%0.4%1.0%4.2%6.3%
10 ngのQuan-Plex Patient-like ctDNA Reference Standard(AccuRef Diagnostics社、Cat. No. ARF-1003CT)と本キットを使用してライブラリーを作製後、xGen Pan Cancer Panel(IDT社)を使用してターゲット遺伝子を濃縮した。NextSeq500でシーケンス後、total 3,000万リードになるようにダウンサンプリングし、Bowtie2を使用してhg19にアライメントした。UMIの解析はfgbio toolを使用し、バリアントはVarDictを使用してコールされ、SnpEffによりアノテーションされた。各アレル頻度(0、1、5%)のサンプルのオンターゲット率は各々79%(データ示さず)であり、UMIによるターゲットのカバレッジは506-583(データ示さず)の範囲であった。アレル頻度1%、5%のサンプルでは予想された頻度の変異が検出され、0%のサンプルでは変異は検出されず、Quan-Plex Patient-like ctDNA Reference Standardで検証済み置換バリアントのみが検出された。

内容

ThruPLEX Tag-Seq HV(製品コード R400742/R400743)
  • ThruPLEX Tag-Seq HV Core Components(製品コード R400734/R400735)
    Control Fragmented Human gDNA (5 ng/μl)
    PBT1
    PET1
    SBT1
    SET1
    ABT1
    AET1
    Nuclease-Free Water
  • ThruPLEX HV UDI 1-24 or Set A(製品コード R400739/R400738)

ThruPLEX DNA-Tag HV PLUS Kit(製品コード R400784/R400785)
  • ThruPLEX Tag-Seq HV Core Components(製品コード R400734/R400735)
  • ThruPLEX HV UDI 1-24 or Set A(製品コード R400739/R400738)
  • ThruPLEX HV PLUS Enzymatic Fragmentation Module Set A
    PEF1
    PBF1
    10×PDF1
    Control Human gDNA (5 ng/μl)
    Nuclease-Free Water

保存

-20℃

本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)

・サーマルサイクラー
・微量高速遠心機
・PCRチューブまたは 96-well PCRプレートとシール
・1.5 ml低吸着遠心チューブ
・ピペットチップ
・80% (v/v) エタノール
・PBS
・NucleoMag NGS Clean-up and Size Select(製品コード 744970.5/.50/.500)またはAgencourt AMPure XP beads (Beckman Coulter社, Cat. No. A63880)
・0.2 ml チューブ用Magnetic Separation Device(SMARTer-Seq Magnetic Separator - PCR Strip:製品コード 635011)
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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