DNA Polymerase I (E. coli )

Cloned
反応用バッファー添付
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
2130A

TKR

タカラバイオ(株)
DNA Polymerase I(E. coli
修飾酵素
500 U ¥18,000
¥14,400
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
2130A
2130B(A×5)

TKR

タカラバイオ(株)
DNA Polymerase I(E. coli
修飾酵素
2,500 U ¥63,000
¥50,400
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
2130B(A×5)
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製品説明

本酵素は、鋳型、プライマー(DNAおよびRNAともに可)存在下でdNTPを基質とし、鋳型に相補的なDNAを5’→3’方向に合成する。また、二本鎖特異的5’→3’ exonuclease活性および一本鎖特異的3’→5’ exonuclease活性も有している。

保存

-20℃

濃度

3~6 U/μl

形状

50 mMリン酸カリウム緩衝液(pH6.5)
1 mMDTT
50%グリセロール

添付Buffer組成(10×)

500 mMTris-HCl(pH7.8)
100 mMMgCl2
1 mMDTT

活性の定義

ポリd(A-T)合成DNAを鋳型/プライマーとして用い、37℃、pH7.4において、30分間に10 nmolの全ヌクレオチドを酸不溶性沈殿物に取り込む酵素活性を1 Uとする。

活性測定用反応液組成

67 mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)
6.7 mMMgCl2
0.1 mMDTT
20 μMポリd (A-T)
33 μMdATP
33 μM[3H]dTTP

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

使用上の注意

  • 本酵素は、希釈による活性低下は起こらないが、強く撹拌すると失活することがある。
  • endonucleaseを含まないため、単独ではほとんどニックトランスレーション活性を示さない。
  • DNAと強い親和性があるため、過剰に用いるとaggregationが起こり、反応が充分進まないことがある。

用途

  • DNase I(製品コード 2270)との併用によるニックトランスレーション2)
  • Okayama-Berg法3)におけるsecond strand DNA鎖の合成反応(DNA Polymerase I 0.3 μgは約2.5 Uに相当する)

起源

Escherichia coli carrying the plasmid which encodes the gene of Pol I

触媒する反応

  1. 5'→3' DNA polymerase活性
    鋳型、プライマー(DNA、RNA共に可)存在下でdNTPを基質とし、鋳型に相補的なDNAを5'→3'方向に合成する。
    DNA polymerase活性
    polymerase活性による反応には以下の3種類がある
    ● gap filling:二本鎖DNAのギャップ部分の3'-OH基にヌクレオチドを付加し、その一本鎖部分を埋める。 ● nick translation:二本鎖DNAのニック部分の3'-OH末端にヌクレオチドを付加し、同時に5'末端のヌクレオチドをexonucleolyticに除去する。 ● strand displacement:ニック部分の3'-OH末端にヌクレオチドを付加することにより、5'末端を持つ鎖を置換する。

  2. 二本鎖特異的5'→3'exonuclease活性
    3'exonuclease活性

    損傷を受けたヌクレオチドを除去する。
    DNA/RNAハイブリッド中のRNAも分解する。

  3. 一本鎖特異的3'→5'exonuclease活性
    5'exonuclease活性

    複製のfidelityに関与している。2. とは異なるドメインに存在する。

一般的性質

  • 分子量
    109,000
  • サブユニット
    1分子中にZn2+Mを1分子含む一本鎖単純ポリペプチド
  • 至適pH
    pH7.4
  • 補因子
    Mg2+
  • 安定性
    激しい撹拌により失活する。
  • 至適塩濃度
    100 mM KCl
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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