pUC118/119 タイプベクター

製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
3318

TKR

タカラバイオ(株)
pUC118 DNA
25 μg ¥44,000
説明書・データシート・ベクター情報
3318
3319

TKR

タカラバイオ(株)
pUC119 DNA
25 μg ¥44,000
説明書・データシート・ベクター情報
3319
3320

TKR

タカラバイオ(株)
pUC118 EcoR I/BAP
5 μg ¥58,000
説明書・データシート・ベクター情報
3320
3321

TKR

タカラバイオ(株)
pUC118 BamH I/BAP
5 μg ¥58,000
説明書・データシート・ベクター情報
3321
3322

TKR

タカラバイオ(株)
pUC118 Hinc II/BAP
5 μg ¥58,000
説明書・データシート・ベクター情報
3322
3323

TKR

タカラバイオ(株)
pUC118 Pst I/BAP
5 μg ¥58,000
説明書・データシート・ベクター情報
3323
3324

TKR

タカラバイオ(株)
pUC118 Hind III/BAP
5 μg ¥58,000
説明書・データシート・ベクター情報
3324
3328

TKR

タカラバイオ(株)
pTV118N DNA
25 μg ¥44,000
説明書・データシート・ベクター情報
3328
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製品説明

pUC118/pUC119ベクターは、pUC18/pUC19内に、M13ファージDNAのintergenic region(IG)を挿入したプラスミドである。ヘルパーファージM13KO7の感染により、pUC118/pUC119は一本鎖DNAとなり、優先的にファージ粒子内に包みこまれ、菌体外に放出される。
このシステムを用いることで、大きなDNAフラグメントでも欠失が起こることなく、安定して一本鎖DNAが得られる。
なお、pUC118はpUC18と、pUC119はpUC19とそれぞれ全く同じクローニングサイトを持っており、IPTGとX-Galを含むプレートで外来DNAの挿入の有無を容易に判別できる。
制限酵素切断BAP処理済みpUC118は、マルチクローニングサイトで1ヵ所のみ切断する比較的使用頻度の高い制限酵素を用いてpUC118を消化し、大腸菌由来アルカリフォスファターゼ(BAP)により脱リン酸化を行ったクローニングベクターである。そのままでクローニングに使用することができ、ベクターだけのセルフライゲーションが防げ、形質転換細胞のブランク値を下げることができる。
pTV118Nは、pUC118と同様、一本鎖DNA調製が可能なプラスミドベクター(ファージミドベクター)であるが、外来遺伝子を直接発現可能にすべくpUC118を改変したものである。pTV118N上のlacZαの開始コドン(ATG) の位置にNco I切断配列(CCATGG)が導入してある。
このNco I 部位に外来遺伝子を挿入し、翻訳のフレームを合わせれば、lacプロモーター、lacZのSD配列およびその開始コドンを利用して、外来遺伝子の誘導発現を行うことができる。SD配列と開始コドン間の塩基数は、翻訳開始効率が高いといわれている8塩基になっている。
なお、翻訳のフレームを合わせた外来遺伝子のクローニングのために、3種類のNco Iリンカーを別売りしている。
さらに、ヘルパーファージを用いて、一本鎖DNAとして回収し、RV-Nプライマーを用いてシーケンシングを行えば、開始コドン側から塩基配列を読み取ることができ、翻訳フレームの確認が容易に行える。

保存

-20℃

濃度

pUC118, pUC119, pTV118N   0.5 μg/μl
pUC118 BAP処理DNA   0.1 μg/μl

形状

10 mMTris-HCl(pH8.0)
1 mMEDTA

GenBankへの登録


Entry NameAccession No.
pUC118CVU07649U07649
pUC119CVU07650U07650

注)GenBankに登録されているpUC118の配列は2540位がCであるが、タカラバイオで販売しているpUC118ベクターは2540位がTである。 また、GenBank登録のpUC119の配列は597位、852位、901位および2540位がCであるが、タカラバイオで販売しているベクターはこれらの位置がTである。

pUC118, pUC119, pTV118NのDNAシーケンスデータ

鎖長(Messingらの構築法により計算)

pUC118/119:3,162 bp
pTV118N:3,163 bp

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

用途

●外来遺伝子のクローニング
●M13 Primersを用いたDNAシーケンシング
●Kilo-Sequence用Deletion Kit(製品コード 6030)を用いたキロシーケンシング
lacプロモーターを利用した遺伝子発現

使用上の注意

pTV118Nは、lacZ領域に対するM13 IG領域の向きが、pUC118の場合とは逆向きであるのでM13 forwardプライマーを用いて一本鎖DNAをシーケンシングすることはできない。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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    また、他メーカーの製品に関するライセンス・パテントについては、各メーカーのウェブサイトまたはメーカー発行のカタログ等でご確認ください。
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