製品説明
DNAのリン酸化エステル結合の加水分解を触媒することにより、一本鎖DNAの3’-OH末端から5’-モノヌクレオチドを遊離させる3’→5’エキソヌクレアーゼである。本酵素の一本鎖DNAに対する特異性は高く、二本鎖DNAおよびRNAは分解しない。本酵素は、80℃、15分間の熱処理によって失活する。
保存
-20℃
濃度
5 U/μl
形状
20 mM | Tris-HCl(pH7.5) |
0.5 mM | EDTA |
1 mM | DTT |
50% | グリセロール |
添付Buffer組成(10×)
670 mM | Glycine-KOH(pH9.5) |
10 mM | DTT |
67 mM | MgCl2 |
活性の定義
熱変性仔牛胸腺DNAを基質として用い、37℃、pH9.5の条件下において、30分間に10 nmolの酸可溶性分解物を生成する酵素活性を1 Uとする。
活性測定用反応液組成
67 mM | Glycine-KOH(pH9.5) |
1 mM | DTT |
6.7 mM | MgCl2 |
0.25 mg/ml | 熱変性仔牛胸腺DNA |
品質管理データ
用途
- 反応液からのssDNAの除去
- PCR反応後の残存primerの分解
起源
Escherichia coli JM109 carrying plasmids encoding the gene for E.coli exonuclease I.
一般的性質
- 分子量
約52,000
- 至適pH
pH9.5(Glycine-KOH緩衝液)
- 補因子
Mg2+を要求する
- 失活条件
80℃、15分