製品説明
食品の製造現場では、迅速な結果の判定と、より簡単な検査方法が求められる。アレルゲンアイ イムノクロマト 未加熱用 シングルステップは特別な機器は必要なく、約30分で検査が可能であるため、日常の工程管理に最適である。
本キットは、卵白(オボアルブミン)、乳(αs1-カゼイン)、乳(ホエー:β-ラクトグロブリン)、小麦(グリアジン)、そばアレルゲン(BW24KD)、落花生(Ara h 1)に対するモノクローナル抗体を用いた金コロイド免疫クロマト法により、食品中に含まれる各タンパク質を検出する検査キットである。
本キットでは、変性していないタンパク質を検出できるが、加熱変性したタンパク質は検出できない。加熱製品、あるいは検査対象品の加工工程が不明な場合には、
「アレルゲンアイ イムノクロマト 加熱用」キットをご使用ください。
内容
| A包装 | B包装 |
テストストリップ(透明プラ袋個包装、板状乾燥剤入り) | 5本 | 20本 |
検体希釈液(10倍濃縮) | 25 ml | 50 ml×2本 |
保存
1~30℃
原理
- 検査試料中に検査対象のタンパク質が含まれる場合、検査試料にテストストリップをつけると、試薬紙中の金コロイ
ド標識抗体-Aと検査対象のタンパク質が複合体を形成する。
- 複合体はテストストリップ上を移動し、固定化抗体-Bに捕捉され、赤紫色の判定ラインが確認される。
- 検査対象のタンパク質が含まれない場合は、複合体が形成されないため、判定ラインは確認されない。
特長
● 簡単な検査方法
特別な測定機器は必要ない。検査試料にテストストリップを浸ける方式で、簡単に検査が可能である。
● 高い検査精度・感度
特異性の高いモノクローナル抗体を使用しており、交差反応が極めて少ない。食品中2 ppmのアレルゲンタンパク質を検出可能である。
● 迅速に結果を判定
抽出から結果の判定まで30分で検査できる。
● 低コストでの検査が可能
1検体あたりのコストが安いので、自主検査に最適である。
● ふき取りや洗浄水の検査
製造機械の洗浄後のチェックとしてふき取った溶液や、洗浄水をそのまま検査することが可能である。
検査方法