NucleoMag Pathogenは磁性ビーズを用い、手動または自動化装置によりウイルスRNA/DNAやバクテリアDNAを精製するキットである。全血、血清、血漿、糞便、組織またはスワブなど、様々な臨床サンプルに対応可能で、サンプルの種類に応じて前処理を行った後、200 μlの液体サンプルまたはホモジネートを抽出に使用する。
本製品は、カオトロピック塩条件下で核酸を磁性ビーズに結合させることにより核酸精製を行う。核酸を磁性ビーズに結合させた後、エタノールを含むWash Bufferで洗浄して夾雑物を除去し、Elution Bufferを用いてRNA/DNAを溶出する。
NucleoMagは、手動で使用する磁性ビーズセパレーター(NucleoMag SEPなど)や自動化装置に組込まれた磁性ビーズセパレーターのどちらにも使用可能である。
原理 |
磁性ビーズ法 |
形状 |
高反応性超磁性ビーズ |
操作 |
手動または自動化装置 |
サンプル |
≦200 μl 全血、血清、血漿
≦25 mg 組織(耳パンチなど)
≦200 μl 糞便
≦200 μl スワブ洗浄液組織 |
精製サイズ |
300 bp~約50 kb |
溶出液量 |
50~100μl |
精製時間 |
45~120分 |
結合容量 |
0.4 μg/μl ビーズ |