AAVpro® Cell & Sup. Purification Kit モニター結果のご紹介

2021年4月に実施したAAVpro Cell & Sup. Purification Kit 無料モニターキャンペーンにて、AAV産生細胞と培養上清の両方から同時にAAVベクターの精製が可能な、AAVpro Cell & Sup. Purification Kit Maxi (All Serotypes) (製品コード 6676)をお試しいただきました。
その後、製品の評価アンケートにご回答いただきましたのでご紹介いたします。
  • 評価結果はどうでしたか?
    評価結果
  • 今後、本キットを採用しますか?
    評価結果
  • 使ってみた感想をお書きください。
    N大学K様
    マウスでのin vivo感染もわりと上手くいきましたし、精製の難易度も低いので良かったです。しかし、多くの種類のAAVを作製する実験ではコスト面でかなり負担となるので、実験によっては購入に躊躇する価格である点が欠点です。
    T大学K様
    AAVpro Purification Kit Maxi(製品コード 6666)と比較した。Cell & Sup.の使用により、1.5~1.8倍程度収量があがった。精製時の手間を考えると、正直、もう少し取れるとよいと思う。しかし、細胞培養にかかるコストと時間、また2つのキットの値段の差を考えると切り替えてもいいかもしれない。
    K大学O様
    ウィルスの収量が増加して助かった。Dissolving solutionで懸濁する際に、細胞塊ができやすいのが、改善するとより使いやすくなると思います。
    N大学E様
    培養細胞の回収工程が楽にできたので、今後も使用したいと思います。
    O大学M様
    15 cm dish 10枚から、6.4×1012 gcのAAV9が精製できました。一方、以前AAVpro Purification Kit Maxi (製品コード 6666) で15 cm dish 10枚から精製した時は、5.4 × 1012 gcのAAV9が精製できました。従って、AAV9の収量についてはほぼ同等と判断しました。一方、AAVpro Purification Kit Maxiでは蛍光レポーターを含むAAV9だと最終産物が薄く緑がかっていましたが、今回の最終産物は無色透明であり、より高純度に精製できるものと考えられました。ただし、精製にかかる時間が非常に長い点が今回のキットのデメリットで、9~10時間までかかってしまいます(AAVpro Purification Kit Maxiは7時間くらい)。その間は安全キャビネットを占有することになるので、周りのスタッフに迷惑をかけてしまうことから、次は休みの日にこっそりやると思います。
    Y大学M様
    特に戸惑う工程もなく実験に使用できる量のウイルスが得られた。

本製品を用いた実施例もご紹介しています。
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