NucleoGone™ Endonuclease

タンパク質/ウイルスベクター精製などでの核酸除去に
  • 細胞粗抽出液に含まれる多様なDNAおよびRNAを分解
  • 試料の粘性を低減し、精製タンパク質の回収率を向上
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
2490A

TKR

タカラバイオ(株)
NucleoGone™ Endonuclease
アデノ随伴ウイルスベクターによる遺伝子導入 修飾酵素
25,000 U ¥40,000
¥32,000
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
2490A
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製品説明

NucleoGone Endonucleaseは、DNAおよびRNA(一本鎖、二本鎖、直鎖状、および環状形態)を効率的に分解する酵素であり、幅広い条件下で作用します。宿主細胞からのタンパク質精製やウイルスベクター精製などの工程において、混在する核酸の分解・除去に有用です。

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様々な種類の核酸分解能(他社比較)
M1:DL2,000 DNA Marker(100、250、500、750、1,000、2,000 bp)
M2:λDNA-Hind III digest Marker
 (125、564、2,027、2,322、4,361、6,557、9,416、23,130 bp)


1:λDNA
2:λDNA-Hind III digest
3:pUC19
4:Linearized pUC19
5:9 kb PCR product
6:1.7 kb RNA
7:HL-60 Genomic DNA
8:JM109T1R Genomic DNA
9:siRNA Ladder Marker
10:HL-60 Total RNA
11:JM109T1R Total RNA
A:酵素なし
B:NucleoGone Endonuclease (1 U)
C:A社酵素(1 U)

図1.様々な種類の核酸分解能(他社比較)
様々な種類の核酸(#1-11) に対し、NucleoGone Endonucleaseと他社酵素それぞれを用いて消化し、アガロースゲル電気泳動を行った。
その結果、NucleoGone Endonucleaseの核酸分解能は他社酵素と比べて包括的に同等以上の性能を持つことを示した。

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AAVベクター作製における産生細胞由来ゲノムDNAの除去効果
図2.AAVベクター作製における産生細胞由来ゲノムDNAの除去効果
HEK293細胞および他社細胞でAAV産生細胞を作製し、AAVベクターを抽出する際にNucleoGone Endonucleaseと他社酵素を10、50 U/mlになるように添加し、産生細胞由来のゲノムDNAを分解した。これらの酵素をEDTAで不活化後、AAVベクター抽出液を評価した。
(A)AAVベクター抽出液中の産生細胞由来のゲノムDNAをdPCRで測定した。
その結果、NucleoGone Endonucleaseでは、いずれの細胞においても他社酵素と比較して残留ゲノム濃度が低く、産生細胞由来ゲノムDNAを除去する効果が高いことが示された。
(B)AAVベクター力価を、AAVpro Titration Kit (for Real Time PCR) Ver.2(製品コード 6233)を用いたqPCR法により測定した。
その結果、NucleoGone Endonucleaseでは、いずれの酵素濃度条件においてもAAVベクターの力価には影響を与えないことが示された。

内容

NucleoGone Endonuclease  25,000 U

保存

-20℃

濃度

100 U/μl

起源

Escherichia coli carrying a plasmid that encodes the gene for NucleoGone Endonuclease

一般的性質

分子量:約27 kDa

活性の定義

活性化サケ精子DNAを基質として、37℃において反応液の260 nmの吸光度を30分間に1.0増加させる酵素活性を1 Uとする。

活性測定用反応液組成

50 mM   Tris-HCl(pH8.0)
1 mM   MgCl2
0.01%   BSA
0.5 mg/ml   活性化サケ精子DNA

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

用途

  1. ウイルス(例:AAV)精製工程における宿主細胞由来のゲノムDNAの除去
  2. タンパク質精製工程における細胞溶解液の粘度の低減

最適条件、阻害条件、失活条件

  1. 本製品は、以下の条件で活性を保持することを確認済みです。 横にスクロールできます
    条件最適条件反応条件
    温度37~42℃4~42℃
    pH8~107~10
    Na、K0~100 mM0~300 mM
    Mg2+≧1 mM≧0.01 mM
    DTT0~50 mM≧0 mM
    2-mercaptoethanol0~200 mM≧0 mM
    Sodium deoxycholate0~0.1%0~1%
    Triton X-1000~1%0~1%
  2. 活性は2 mM以上のEDTAで完全に阻害されます。
  3. 本酵素を完全失活させる場合は、100 mMになるようにNaOHを添加し、70℃で30分間加熱してください。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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