製品説明
本製品は、
BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0(製品コード RR380A)に、常温での活性を抑制するアプタマーを導入したバージョンアップ製品です。本酵素が元来有する高いポリメラーゼ活性および鎖置換活性に加え、アプタマーの導入により反応開始前の酵素活性が抑制されるため、非特異的増幅を低減できます。これらの特長により、本酵素を用いた等温増幅では、より短時間かつ特異性の高い核酸増幅が可能となっています。本製品には、dNTPを含むLAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)用の反応バッファーが含まれ、ターゲット遺伝子の検出系構築に使用できます。
BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0は逆転写酵素活性を有しますが、RNAを鋳型とするReverse Transcription LAMP(RT-LAMP)を実施する際には、反応液中にReverse Transcriptase XL (AMV)(例︓製品コード 2630Aなど)を添加することをお勧めします(使用例参照)。
蛍光でのReal-Time LAMP/Real-Time RT-LAMPを実施する際には、
TB Green Solution(製品コード 9300A)をご利用ください。
内容
保存
-20℃
濃度
8 U/μl
起源
Escherichia coli carrying a plasmid containing the gene for BcaBEST DNA Polymerase ver.2.0
活性の定義
65℃において30分間に210 nmolのdNTPを酸不溶性沈殿物に取り込む酵素量を1 Uとします。
活性測定用反応液組成
| 25 mM | TAPS (pH9.3, 25℃) |
| 50 mM | KCl |
| 2 mM | MgCl2 |
| 0.1 mM | DTT |
| 各200 μM | dATP・dGTP・dCTP |
| 100 μM | dTTP |
| 10 μCi | [3H]-dTTP |
| 0.25 mg/ml | 活性化サケ精⼦DNA |
用途
- LAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)/ RT-LAMP(Reverse Transcription LAMP)
- Real-Time LAMP/Real-Time RT-LAMP
- Colorimetric LAMP Assay
- Immunochromatography(lateral-flow assay)
- RCA (Rolling Circle Amplification)
使用上のご注意
- 本酵素の激しい攪拌は⾏わないでください。
- 試薬調製の際は、コンタミネーションがないように細⼼の注意を払ってください。反応後のサンプルを解析する際は、試薬調製とは別のエリアで⾏ってください。
- 本酵素の70℃以上での使用はお勧めできません。そのため、通常のPCRには使用できません。
- 10X BcaBEST Bufferは低温保存中に結晶や沈殿を生じる場合があります。使用前に室温または37℃で完全に溶解し、十分に混和してください。
使用例(LAMP)
60〜65℃で30分間インキュベーションする。
*4
*1 FIP/BIP primers: 16 μM、F3/B3 primers: 2 μM、LoopF/B primers: 8 μM
*1、
2、
4 ⾄適なプライマー濃度、酵素濃度、反応温度・時間は、ターゲット遺伝⼦やプライマー配列によって異なるので適宜調整する。
*3 サンプルは最後に添加する。ターゲットがRNAである場合は、Reverse Transcriptase XL (AMV)(5 U/μl)を最終濃度が0.04 U/μlになるように添加する。
注: 検出においては、変⾊指⽰薬を用いた⾁眼での確認から蛍光物質を用いたリアルタイム装置での検出まで、様々な⽅法を用いることができます。⽬的に応じた検出⽅法をご使用ください。