GMPグレードのレトロネクチン

RetroNectin® GMP grade

リンパ球の増殖培地
メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
TKR T201 T201 RetroNectin® GMP grade
Recombinant Human Fibronectin Fragment CH-296
  • ライセンス
2.5 mg ¥140,000
専用発注書にてお申し込みください 説明書・データシート・ベクター情報
本製品は、専用発注書にてお申し込みください。(予定納期3~5日)
なお、発送に関しては下記2種類から選択していただけます。

  1. 販売店経由
    販売店様からお届けいたします。(輸送費無料)
  2. 直送(輸送時の温度モニタリングを希望される場合)
    タカラバイオから校正済み温度記録計をセットし直接ご購入者様にお届けいたします。配送後、温度記録計を回収し、後日輸送時の温度記録報告書をお送りいたします。その際の輸送サービス費用(¥20,000)は別途申し受けます。
RetroNectin GMP grade専用発注書(PDF)

製品説明

RetroNectin(リコンビナントヒトフィブロネクチンCH-296)1)は、ヒトフィブロネクチンの細胞接着ドメイン(C-domain)、ヘパリン結合ドメイン(H-domain)およびCS-1部位の3種類の機能性ドメインを含む組換えタンパク質である。
RetroNectinはインテグリンVLA-4、VLA-5を発現している哺乳類細胞に対してレトロウイルスベクター*1を介した遺伝子導入を行う際に有用である。VLA-4を発現している細胞はCS-1部位と、またVLA-5を発現している細胞は細胞接着ドメイン(RGDS 配列)と接着し、一方、ウイルスベクターはヘパリン結合ドメイン(Type III repeat, 12, 13, 14)に結合することによってRetroNectin上に共配置される。これにより、局所的に両者の濃度が高められ、遺伝子導入が促進されると考えられる(図1)。
タカラバイオでは、調製した組換えレトロウイルス液に含まれる感染阻害物質を除く方法を報告し、プロトコールの改良を行った2)
レトロウイルスベクターを介した遺伝子導入を行う際に、プロデューサー細胞から分泌されるプロテオグリカンやレトロウイルス包膜タンパク質などの物質が存在すると導入効率に影響を与える。従って、組換えレトロウイルスを感染させる時にはこれらの阻害物質を除いておくことが重要である。
従来法*2(Supernatant感染法)では細胞とウイルスを混合してRetroNectinコートプレート上で感染させていたのに対し、改良法(RetroNectin-bound virus感染法)では組換えレトロウイルスを先にRetroNectinコートプレートに吸着させ、感染阻害物質を含むレトロウイルス液を除いた後に細胞を加え、感染させる。
RetroNectin法は、レトロウイルスベクターやレンチウイルスベクターを介する哺乳類細胞への遺伝子導入法として広く活用されている。

RetroNectin GMP gradeはGMPグレードのRetroNectinであり、治験薬GMPに関するガイドラインに準拠し、製造および品質管理されている。そのため、研究用として販売しているRetroNectin(製品コード T100A/B)より高品質であり、ex vivoでの遺伝子治療や細胞調製等の臨床研究に使用可能である。

*1 レンチウイルスベクターを介した遺伝子導入を行う際にも有用です。
*2 従来法でも十分な遺伝子導入効率を得ることができます。
また、改良法は適応範囲の広い方法ですが、標的細胞、ベクター、目的遺伝子によって条件検討が必要な場合もあります。


図1.フィブロネクチンとレトロネクチンの構造およびレトロネクチンでの遺伝子導入のモデル図

ラーニングビデオ

RetroNectinを用いた遺伝子導入をビデオ(英語)で分かりやすくご紹介しています。
詳細はこちらをご確認ください。

輸送

-80℃

保存

-30℃以下

起源

E. coli expressing human fibronectin fragment CH-296

形状

凍結乾燥品
※ 2.5 mlの滅菌水で再構成すると、12.5 mMクエン酸ナトリウム(pH6.2)、1.25%ショ糖を含む溶液となる。

包装形態

2.5 mgのタンパク質凍結乾燥品を5 mlのガラスバイアルで包装

分子量

62,617(アミノ酸配列より算出、574アミノ酸)

純度

HPLCにて純度90%以上

使用上の注意

・無菌的な環境下で作業してください。
・溶解後の再構成したRetroNectin溶液は室温に置き、12時間以内に使用してください。
・一旦溶解したRetroNectin溶液の後日の再利用は避けてください。

品質について

  1. RetroNectin GMP gradeは、1997年3月31日付薬発第480号厚生省薬務局長通知「治験薬の製造管理及び品質管理基準及び治験薬の製造施設の構造設備基準(治験薬GMP)について」及び2008年7月9日付薬食発第0709002号厚生労働省医薬食品局長通知「治験薬の製造管理、品質管理等に関する基準(治験薬GMP)について」のガイドラインに準拠して、タカラバイオで製造しております。
  2. 本製品は動物由来物質を含んでおりません。
  3. RetroNectin GMP gradeは、CH-296 with Carbonateとして米国FDAのドラッグマスターファイルに登録しています。

備考

RetroNectin法は、レトロウイルスベクターやレンチウイルスベクターを介する哺乳類細胞への遺伝子導入法として広く活用されているが、さらに、Tリンパ球の培養を増強する効果が確認された。
T細胞の拡大培養は、通常、抗CD3抗体刺激によりインターロイキン-2(IL-2)の存在下で行う。このときRetroNectinを共存させることで拡大培養効率が格段に増大する(実験例参照)。また、得られたT細胞集団中には未分化な細胞であるナイーブT細胞が多く含まれる。ナイーブT細胞は、抗原提示を受け細胞傷害性T細胞に分化する能力をもつ。

注意事項

  • 本製品は臨床研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
  • 記載されている会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。
  • タカラバイオ製品に関連するライセンス・パテントについては、ライセンスマークをクリックして内容をご確認ください。
    また、他メーカーの製品に関するライセンス・パテントについては、各メーカーのウェブサイトまたはメーカー発行のカタログ等でご確認ください。

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  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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    また、他メーカーの製品に関するライセンス・パテントについては、各メーカーのウェブサイトまたはメーカー発行のカタログ等でご確認ください。
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