NucleoSpin® RNA Stool

糞便よりRNAを精製
  • ヒト、動物の糞便サンプルからsmall RNAを含むtotal RNAを迅速に精製
  • セラミックビーズを含むMN Bead Tubes TypeAによる物理的な破砕とフェノールを含むNucleoZOLによる化学的な溶解を組み合わせてRNAを強力に抽出
  • NucleoSpin inhibitor removal columnにより PCR阻害物質を除去
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
740130.10

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® RNA Stool
取寄 劇物 労働安全衛生法 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
10回 ¥17,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0130A
740130.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® RNA Stool
取寄 劇物 労働安全衛生法 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
50回 ¥78,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0130B
740404.200

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoZOL
劇物 労働安全衛生法 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
200 ml ¥52,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0404A
740786.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
MN Bead Tubes Type A
50回 ¥24,000
旧製品名:NucleoSpin® Bead Tubes Type A 説明書・データシート・ベクター情報
U0786A
740469

MNA

マッハライ・ナーゲル社
MN Bead Tube Holder
1個 ¥8,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0469A
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製品説明

NucleoSpin RNA Stoolは、新鮮および凍結糞便サンプルからsmall RNAを含むRNAを効率よく抽出するキットである。
本キットはMN Bead Tubes Type A(セラミックビーズを含む)による物理的な破砕とフェノールを含むNucleoZOLと専用の溶解バッファーLysis Buffer RST1による化学的な溶解を組み合わせて、微生物を含む糞便サンプルを効率的に溶解する。溶解液からは、付属のNucleoSpin Inhibitor Removal Columnによって、糞便サンプル中に含まれる逆転写反応やPCRの阻害物質を効果的に除去することができる。このろ液からRNA結合性のスピンカラムを用いてsmall RNAを含むtotal RNAを迅速に精製することができ、また、添付のrDNaseでオンカラム処理を行うことにより、DNAの除去を行うことも可能である。
原理シリカメンブレン法
形状ミニスピンカラム
サンプル量約200 mg(180~220 mg)糞便(新鮮便、凍結便)
精製サイズ>18 bases
回収量10~30 μg
A260/2801.9~2.1
A260/2301.8~2.5
標準的RIN値>7.5
溶出量100 μl
精製時間70分/10サンプル
結合容量200 μg

操作手順

操作手順

用途

  • 糞便サンプルからのRNA精製
  • 精製RNAはリアルタイムRT-PCR、ノーザンブロッティング、primer extension、マイクロアレイ解析、RNase protectionアッセイ、次世代シーケンスなどに使用可能

ヒト糞便からのRNA抽出

NucleoSpin RNA Stoolおよび他社キット(Q, Z)を用いて2種類のヒト糞便サンプルから糞便採取後4時間以内にDNase処理を含むプロトコールでRNA抽出を行った。

NucleoSpin RNA Stoolは 200 mgのヒト糞便サンプルから、他社のキットは250 mgのヒト糞便サンプルからそれぞれのプロトコール通りの方法で行った。
Q社のプロトコールはオプションのフェノールベースの溶解ステップも行った。
各試料からそれぞれ3回に抽出を行い、RNAの収量(A)、逆転写qPCRの結果(B)を比較した。

RNAの収量

RNA収量の比較では、NucleoSpin RNA Stoolを使用した場合に最も収量が良く、20~60%高い収量が得られることが分かった。(マッハライ・ナーゲル社比較データ)

RNAの収量

逆転写qPCRにおいてもNucleoSpin RNA Stoolで回収したRNAは、もっともCp値が低くなり、他社キットに比べて良好な結果が得られた。なおこの実験の際にはすべてのキットで100μlでカラムより溶出を行った。(マッハライ・ナーゲル社比較データ)

内容

・NucleoZOL
・Lysis Buffer RST1
・Binding Buffer RST2
・Wash Buffer RST3
・Wash Buffer RST4
・Wash Buffer RST5(Concentrate)
・RNase free H2O
・Reaction Buffer for rDNase
・rDNase, RNase free(凍結乾燥品)
・MN Bead Tubes Type A
・NucleoSpin Inhibitor Removal Column(赤リング)
・NucleoSpin RNA Stool column(青リング)
・Collection Tubes(2 ml)
・Collection Tubes(2 ml、蓋付)

保存

rDNase、RNase-free (凍結乾燥品):4℃
その他:室温

本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)

試薬
・96~100%エタノール
器具
・1.5 mlマイクロチューブ
・2.0 mlマイクロチューブ
・Collection Tubes (2 ml)(オプション)
・ピペットチップ(滅菌済)
・ピペット
・微量高速遠心器
・推奨細胞破砕装置:
  Vortex-Genie 2(サイエンティフィックインダストリーズ社)+MN Bead Tube Holder(製品コード 740469)
  撹拌式細胞破砕装置(Retsch社 MM200など)
MN Bead Tube Holder
MN Bead Tube Holder(製品コード 740469)
この製品の使用方法はこちらをご覧ください。
NucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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