Capturem Protein A・Protein Gについて
Q8 メンブレン上で抗体やタンパク質を標識する時、インキュベーションは必要か?
Q9 Capturem Protein A 96-Well Plate(終売)はGEヘルスケア社のMabSelect SuRe PreDictor platesと似ているか?
A9 類似点はあります。しかし、Capturem Protein A 96-Well Plate(終売)は非常に早いプロトコールで、40~60 μgのモノクローナル抗体を得ることができます。
Capturem His-Tagged Purificationについて
Q10 Binding buffer中にイミダゾールを使用できるか?
A10 多くのレジン系のプロトコールとは異なり、Binding bufferにイミダゾールを使用することをおすすめしません。
Q11 メンブレンはニッケルを使って再生できるか?
Q12 Capturem His-Tagged Purificationはどのようなタンパク質に対応しているか?
A12 Capturem His-Tagged Purificationは、分泌・非分泌に関わらず、バクテリア、酵母、昆虫、そして哺乳類の発現システムから抽出したタンパク質でテストしています。この製品は、標準的なHisタグ精製のレジンに適したどんなタンパク質でも使用可能です。
Q13 コバルトやFLAGタグベースのCapturemカラムは販売しているか?
A13 いいえ。コバルトやFLAGタグベースのCapturemカラムは販売していません。
Capturem Trypsin・Captuem Pepsinについて
Q14 Capturem Trypsinを用いたトリプシン消化は室温で反応するか?
A14 はい。Capturem Trypsinのプロトコールは室温で実施できます。タンパク質にもよりますが、カラムにロードする前にサンプルを還元とアルキル化をすることをおすすめします。
Q15 Capturem Trypsinで得られる切断パターンと、溶液中でトリプシン消化を行って得られる切断パターンには違いがあるか?この2つの方法は同じペプチド配列が得られるのか?Capturem Trypsinは溶液中でトリプシン消化を行うのに比べて、より誤切断しやすいことはあるか?
A15 Capturem Trypsinと溶液中でのトリプシン消化を比較すると、切断パターンと特徴的ペプチドの強度にいくつかの違いがあります。Capturem Trypsinを使った場合は、溶液中でトリプシン消化を行った時よりもある特徴的ペプチドでは高く、他ペプチドでは低い結果となりました。
Q16 Capturem Trypsin Miniprep ColumnsとCapturem Pepsin Miniprep Columnsは4℃で保存する必要があるか?
A16 いいえ。これらのカラムは室温での保存をおすすめします。
Capturem Streptavidinについて
Q17 素早く酵素反応を行うために、酵素をビオチン化してCapturem Streptavidinのカラムやプレートにロードすることができるか?
A17 はい。Capturem Streptavidinはビオチン化したどんな酵素でも使うことができます。ただし、ビオチン化によって活性が阻害されていないかどうか確認しておく必要があります。
Q18 Capturem Streptavidinは細胞にも使用できるか?
A18 Capturemメンブレンのボアサイズは1.2 μmのため、細胞はメンブレンを通り抜けることはできないと考えられます。弊社の
xTractor Bufferで調製した細胞ライセートでメンブレンのテストを実施し、Capturem製品で使用可能であることを確認しています。
Q19 Capturem Streptavidinでビオチンベースの免疫沈降はできるか?
A19 はい。弊社でビオチン化抗体の捕捉テストを実施しました。原理上、Capturem Stravidinはビオチン化リガンドを使った場合も、弊社のCapturem IP & Co-IP Kitと同様に機能すると考えられます。