製品説明
PrimeSTAR GXL Premixは、高い正確性と伸長性を兼ね備えたHigh Fidelity PCR酵素であるPrimeSTAR GXL DNA Polymeraseに、PCRに必要なコンポーネント(バッファー、dNTP等)を加えた2倍濃度のプレミックスPCR試薬である。
本製品はPrimeSTAR GXL DNA Polymeraseがもつ正確性、長鎖合成能(30 kb以上)、GCリッチターゲットに対する増幅性能、鋳型許容量を維持しながら、プレミックス化による操作性向上により、多サンプルの反応やルーチン実験において、より使用しやすくなった。
なお、本酵素は常温下でのDNA Polymerase活性および3’→5’exonuclease活性を抑えるモノクローナル抗体を添加したホットスタート用PCR酵素である。
※本製品は2倍量のPrimeSTAR GXL DNA Polymeraseを使用する高速PCRプロトコールには対応しておりません。
高速PCRプロトコール対応酵素には、
PrimeSTAR GXL DNA Polymerase(製品コード R050A/B)をご利用ください。
内容
(50 μl反応系×200回)
PrimeSTAR GXL Premix(2×) 1 ml×5
保存
-20℃(4℃で3ヵ月保存可能)
過度な凍結融解の繰り返しは活性が低下する場合があります。使用頻度が高い場合、いったん融解したものは4℃保存をお勧めします。
使用前には、転倒混和後スピンダウンしてください。
特長
PCR産物について
PrimeSTAR GXL Premixを用いて増幅したPCR産物のほとんどは平滑末端である。したがって、そのPCR産物をそのまま(必要に応じてリン酸化して)平滑末端のベクターにクローニングすることが可能である。平滑末端ベクターへのクローニングにはMighty Cloning Reagent Set (Blunt End) (製品コード 6027)が利用できる。
T-vectorにクローニングする場合は、PCR産物の3’末端にdAを付加する必要がある。T-vectorへのクローニングにはMighty TA-cloning Reagent Set for PrimeSTAR(製品コード 6019)が利用できる。
「タカラバイオ PCR Enzymes Guide」では、PCR酵素・関連製品とそのアプリケーションをご紹介しています。
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