TaKaRa LA Taq®

長鎖DNAの増幅に/GCリッチなターゲット配列の増幅に
反応用バッファー添付+dNTP
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
RR002A

TKR

タカラバイオ(株)
TaKaRa LA Taq®
125 U ¥31,000
説明書・データシート・ベクター情報
RR002A
RR002B(A×4)

TKR

タカラバイオ(株)
TaKaRa LA Taq®
500 U ¥97,000
説明書・データシート・ベクター情報
RR002B(A×4)
RR02AG

TKR

タカラバイオ(株)
TaKaRa LA Taq® with GC Buffer
125 U ¥31,000
説明書・データシート・ベクター情報
RR02AG
RR02BG(AG×4)

TKR

タカラバイオ(株)
TaKaRa LA Taq® with GC Buffer
500 U ¥97,000
説明書・データシート・ベクター情報
RR02BG(AG×4)
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製品説明

TaKaRa LA Taqは、LA PCRの原理を応用した3’→5’exonuclease活性(proof reading活性)を持つ耐熱性DNA Polymeraseである。通常のPCR条件下において、従来のTaq DNA Polymeraseと比べて高い増幅効率が期待でき、基本的にはどのような鋳型DNAにも適用できるが、特に15 kb以上の増幅には効果的である。また、複雑な二次構造(GC rich等)をもつDNAを鋳型とする場合には、GC richなDNAやリピート配列をもつDNAの増幅用に最適化したバッファーを添付しているTaKaRa LA Taq with GC Buffer (製品コード RR02AG/BG)の使用が有効である。
ホットスタート用のTaKaRa LA Taqこちら

内容

(125 U)
TaKaRa LA Taq (製品コード RR002A)
TaKaRa LA Taq (5 U/μl)25 μl
10×LA PCR Buffer II (Mg2+ free)1 ml
MgCl2 (25 mM)1 ml
dNTP Mixture (各 2.5 mM)400 μl

TaKaRa LA Taq with GC Buffer (製品コード RR02AG)
TaKaRa LA Taq (5 U/μl)25 μl
2×GC Buffer I* (5 mM Mg2+ plus)1.25 ml
2×GC Buffer II* (5 mM Mg2+ plus)1.25 ml
dNTP Mixture (各 2.5 mM)400 μl

* 製品コード RR02AG/BGには2種類の反応バッファーを添付しています。まず、2×GC Buffer Iをお試しください。Buffer Iで増幅できないテンプレートの場合にはBuffer IIをお試しください。改善される場合があります。

【注意】GC Buffer IおよびGC Buffer IIを用いた場合、LA PCR Buffer IIを用いた場合に比べて、PCR産物のエラー率が高くなりますので、ご注意ください。

保存

-20℃

形状

20 mMTris-HCl (pH8.0)
100 mMKCl
0.1 mMEDTA
1 mMDTT
0.5%Tween 20
0.5%NP-40
50%Glycerol

添付dNTP Mixture*

濃度各2.5 mM
形状水溶液(ナトリウム塩)pH7~9
純度各98%以上

* dATP、dCTP、dGTP、dTTPの等モル混合物で、希釈せずにそのままPCR反応に用いることができる。

活性の定義

活性化サケ精子DNAを鋳型/プライマーとして用い、下記の活性測定用反応液中にて74℃において、30分間に10 nmolの全ヌクレオチドを酸不溶性沈殿物に取り込む活性を1 Uとする。

活性測定用反応液組成

25 mMTAPS緩衝液(pH9.3、25℃)
50 mMKCl
2 mMMgCl2
0.1 mMDTT
各200 μMdATP・dGTP・dCTP
100 μM[3H]-dTTP
0.25 mg/ml活性化サケ精子DNA

純度

●25 Uの本酵素と1 μgのλ-Hind III分解物とを74℃、16時間反応させてもDNAの電気泳動パターンに変化は起こらない。
●25 Uの本酵素と1 μgのsupercoiled pBR322 DNAとを74℃、1時間反応させてもDNAの電気泳動パターンに変化は起こらない。
●25 Uの本酵素と1 μgのλDNAとを74℃、16時間反応させてもDNAの電気泳動パターンに変化は起こらない。

PCR産物について

TaKaRa LA Taq を用いて増幅したPCR産物のほとんどは、3’末端にA が1塩基付加されている。したがって、そのPCR産物をそのままT-Vector[pMD20(製品コード 3270)、pMD19 (Simple)(製品コード 3271)など]にクローニングすることができる。ただし、長鎖のPCR産物(5 kb以上)のT-Vectorへのクローニングは効率がかなり悪くなる。
また、末端平滑化およびリン酸化を行って、平滑末端のベクターにクローニングすることも可能である。

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

一般的なPCR反応液組成(Total 50 μl)

(10×LA PCR Buffer IIを用いる場合)

TaKaRa LA Taq(5 U/μl) 0.5 μl
10×LA PCR Buffer II(Mg2+ free)5 μl
25 mM MgCl2(終濃度 2.5mM)5 μl
dNTP Mixture(各2.5 mM)8 μl
Template<1 μg
Primer 10.2~1.0 μM
(final conc.)
Primer 20.2~1.0 μM
(final conc.)
滅菌精製水up to 50 μl

(2×GC Bufferを用いる場合)

TaKaRa LA Taq(5 U/μl) 0.5 μl
2×GC Buffer I or II25 μl
dNTP Mixture(各2.5 mM)8 μl
Template<1 μg
Primer 10.2~1.0 μM
(final conc.)
Primer 20.2~1.0 μM
(final conc.)
滅菌精製水up to 50 μl

PCR条件(例)

●ヒトゲノム DNAを鋳型として、10×LA PCR Buffer IIを用いて、 17.5 kb DNAを増幅する場合
94℃、1 min
98℃、10 sec
68℃、15 min

30 cycles
72℃、10 min

注意) 変性の条件は、使用機種とチューブの種類にあわせて設定してください。
設定の目安は、98℃ 5~10 sec、または94℃ 20~ 30 secです。

●ヒトゲノム DNAを鋳型として、2×GC Bufferを用いて、1,255 bp (GC 含量65%)を増幅する場合
94℃、1 min
94℃、30 sec
60℃、30 sec
72℃、2 min

30 cycles
72℃、5 min

補足資料

弊社では、さまざまな特長をもつPCR酵素を用意しています。
用途に応じて選択してください。

⇒ PCR Enzyme選択フローチャート
「タカラバイオ PCR Enzymes Guide」では、PCR酵素・関連製品とそのアプリケーションをご紹介しています。
下記よりPDFでご覧いただけます。
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注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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