1 kb以下の短鎖核酸の分離・回収に適した高品質アガロース
製品説明
PrimeGel Agarose PCR-Sieve：
1 kb以下の短鎖核酸の分離分析に適しており、ブロッティングにも最適である。
TAE Buffer中では3％ゲル濃度で300～1,200 bp、TBE Buffer中では3％ゲル濃度で100～800 bpのDNAを分離することができる。
ゲル構造は丈夫で取り扱いやすく、PrimeGel Agarose PCR-Sieve HRSよりも大型のゲルの作製に適している。
PrimeGel Agarose PCR-Sieve HRS：
ポリアクリルアミドゲルに匹敵する高分離能を持つアガロースである。PCR産物の確認の場合は、1 kb以下のターゲットサイズが適している。
TAE Buffer中では3％ゲル濃度で150～800 bp、TBE Buffer中では3％ゲル濃度で40～700 bpのDNAを分離することができる。
PrimeGel Agarose LMT PCR-Sieve GAT：
1 kb以下（特に200～800 bp）の核酸の分離回収用に開発された高品質の低融点アガロースであり、制限酵素切断・ライゲーション・PCR 等のゲル内酵素反応も可能である。
TAE Buffer中では3％ゲル濃度で150～700 bp、TBE Buffer中では3％ゲル濃度で100～500 bpのDNAを分離することができる。
GAT（Genetic Application Tested）タイプは以下のテストを行い、品質を保証している。
1 kb以下の短鎖核酸の分離分析に適しており、ブロッティングにも最適である。
TAE Buffer中では3％ゲル濃度で300～1,200 bp、TBE Buffer中では3％ゲル濃度で100～800 bpのDNAを分離することができる。
ゲル構造は丈夫で取り扱いやすく、PrimeGel Agarose PCR-Sieve HRSよりも大型のゲルの作製に適している。
PrimeGel Agarose PCR-Sieve HRS：
ポリアクリルアミドゲルに匹敵する高分離能を持つアガロースである。PCR産物の確認の場合は、1 kb以下のターゲットサイズが適している。
TAE Buffer中では3％ゲル濃度で150～800 bp、TBE Buffer中では3％ゲル濃度で40～700 bpのDNAを分離することができる。
PrimeGel Agarose LMT PCR-Sieve GAT：
1 kb以下（特に200～800 bp）の核酸の分離回収用に開発された高品質の低融点アガロースであり、制限酵素切断・ライゲーション・PCR 等のゲル内酵素反応も可能である。
TAE Buffer中では3％ゲル濃度で150～700 bp、TBE Buffer中では3％ゲル濃度で100～500 bpのDNAを分離することができる。
GAT（Genetic Application Tested）タイプは以下のテストを行い、品質を保証している。
- DNA binding：合格
- In-Gel Restriction and Ligation (assayed enzymes: EcoR I, Hind III and T4 DNA Ligase)：合格
- Digestion with Agarase enzyme and DNA recovery：合格
保存
乾燥した場所で室温（18～26℃）保存
物性・品質テスト
| PrimeGel Agarose PCR-Sieve | PrimeGel PCR-Sieve HRS | PrimeGel LMT PCR-Sieve GAT | |
|---|---|---|---|
| ゲル強度（g/cm2） | 1.5％ ≧2,000 | 3％ ≧800 | 4％ ≧1,000 |
| 4％ ≧4,200 | |||
| ゲル化温度 | 4％ ≦40.5℃ | 3％ ≦35℃ | 4％ ≦35℃ |
| 再融解温度 | 4％ ≦93℃ | 3％ ≦75℃ | 4％ ≦65℃ |
| 電気浸透度（－Mr） | ≦0.12 | ≦0.12 | ≦0.10 |
| 硫化物 | ≦0.11％ | ≦0.1％ | ≦0.12％ |
| 水分 | ≦7％ | ≦7％ | ≦5％ |
| DNase・RNase | 検出せず | 検出せず | 検出せず |
| EtBr染色時のバックグラウンドテスト | 合格 | 合格 | 合格 |
| DNA結合テスト | ― | ― | 合格 |
用途
- 100 bp～1 kbのサイズの核酸断片の分離
- ブロッティング（PrimeGel Agarose PCR-Sieve）
- DNA回収（PrimeGel Agarose LMT PCR-Sieve GAT）
- ゲル内酵素反応（制限酵素切断・ライゲーション・PCR）（PrimeGel Agarose LMT PCR-Sieve GAT）
特長
PrimeGel Agarose PCR-Sieve, PCR-Sieve HRS：
- 広範囲のゲル濃度にわたって低粘度であるので、短いDNA・RNAフラグメントの分離に適している。
- 高いゲル強度を有しているので、取り扱いが容易である。
- 分離能が高い上、高濃度ゲルでも透明度が高く視認性がよい（PCR-Sieve HRS）
- 均一なゲルを形成するので、不安定な架橋剤を使う必要がなく、アクリルアミドのような毒性がない。
- 200～800 bpサイズの核酸の分離に優れ、PCR産物の分離回収に最適
ゲルの濃度と分離範囲
電気泳動例
| PrimeGel Agarose PCR-Sieve | PrimeGel Agarose PCR-Sieve HRS | PrimeGel Agarose LMT PCR-Sieve GAT |
|---|---|---|
 3% Agarose Gel（1×TBE） |
 3% Agarose Gel（1×TBE） |
 3% Agarose Gel（1×TAE） |
| 50 bp DNA Ladder (Dye Plus), 5 μl | ||
使用上の注意
PrimeGel Agarose LMT PCR-Sieve GAT（低融点タイプ）はゲル化温度が低く固化に時間がかかるため、融解したアガロースの溶液をゲルトレイに流し込んだ後は、低温（4～10℃）で数時間静置して固化するのが好ましい。
- 注意事項
- 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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