BacPAK™ バキュロウイルス迅速タイター測定キット

免疫学的測定法により48時間でバキュロウイルス力価を測定
  • バキュロウイルス発現実験を最大で6日間短縮
  • 面倒なプラークアッセイは不要
  • AcMNPV系のバキュロウイルス発現システムすべてで使用可能
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
631406

CLN

Clontech
BacPAK™ Baculovirus Rapid Titer Kit
5回 ¥114,000
説明書・データシート・ベクター情報
Z1406N
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製品説明

BacPAK Baculovirus Rapid Titer Kitを使用すれば、バキュロウイルスの力価測定を非常に短時間で行うことができる。力価測定はバキュロウイルス発現法の中で最も時間を要することが多いステップであり、プラーク測定法や限界希釈法など他の方法では4~8日間を要する。一方、本キットでは標準的な免疫学的測定法を用いて、48時間でバキュロウイルス力価を正確に測定可能である。
BacPAKバキュロウイルス発現システムでは、感染細胞はプラーク形成が始まる以前からウイルス抗原を発現している。BacPAK迅速力価測定法では、非常に短いインキュベート時間で力価測定を行える(1)。また、得られた力価には他の方法で求めた力価と相関性がある。本キットは力価が104 pfu/ml以上のウイルスストックに適しており、AcMNPV系のバキュロウイルス発現系すべてで使用できる。
免疫測定法によるこの迅速力価測定では、一次抗体であるAcMNPVエンベロープ糖タンパク質(gp64)に対するモノクローナル抗体が、ウイルス感染細胞のみと特異的に作用する。次にHRP標識二次抗体を用いて染色を行い、光学顕微鏡下で染色された感染細胞をカウントしてウイルス力価の測定を行う。4%パラホルムアルデヒドで固定する改良プロトコールにより、今まで以上にS/N比が高いクリアな結果が得られる(図1)。
BacPAK Baculovirus Rapid Titer Kitには、5回の力価測定に必要な有機溶媒以外の全試薬が含まれている。

図1. BacPAK Baculovirus Rapid Titer Kitを用いた感染Sf21細胞の検出
gp64に対する一次抗体とHRP標識二次抗体を用いて免疫染色を行い、光学顕微鏡下で染色された感染細胞を観察した。パネルA:ホルムアルデヒド/酢酸固定を行う従来のプロトコール パネルB:4%パラホルムアルデヒド固定を行う改良プロトコール

図2. BacPAK Baculovirus Rapid Titer Kit 操作手順

内容

・Mouse gp64 Antibody
・Goat Anti-Mouse Antibody/HRP Conjugate
・Blue Peroxidase Substrate
・Normal Goat Serum
・Methyl Cellulose Overlay
・Resealable Plastic Bags
Lot No. 9066741から、Control Baculovirusの添付がなくなりました。

保存

Goat Anti-Mouse Antibody/HRP Conjugate、Normal Goat Serum:-20℃
Mouse gp64 Antibody、Blue Peroxidase Substrate、Methyl Cellulose Overlay:4℃
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