哺乳動物細胞発現ベクター
製品説明
pBApo-CMVはサイトメガロウイルス由来のプロモーター（CMV IE promoter）および単純ヘルペスウイルスチミジンキナーゼのポリAシグナルを搭載した、哺乳類細胞用のシンプルな遺伝子発現ベクターである。クローニングサイトに目的遺伝子のORFを挿入することにより、目的遺伝子の発現プラスミドが得られる。また、通常の遺伝子以外に、microRNA前駆体などの転写産物の発現にも利用できる。さらに、「プロモーター＋ORF＋ポリAシグナル」を切り出して、容易にアデノウイルスベクターに乗せ換えることも可能である。アデノウイルスベクターは高い感染効率と広い感染域を持っているため、in vitroあるいはin vivoでの遺伝子導入に適している。組換えアデノウイルスの作製には、Adenovirus Dual Expression Kit（製品コード 6170）が利用できる。
pBApo-CMVシリーズでは、基本ベクターの他にネオマイシン耐性遺伝子またはピュ－ロマイシン耐性遺伝子を搭載したベクターも取り揃えており、薬剤による導入細胞の選択が可能である
pBApo-CMVシリーズでは、基本ベクターの他にネオマイシン耐性遺伝子またはピュ－ロマイシン耐性遺伝子を搭載したベクターも取り揃えており、薬剤による導入細胞の選択が可能である
内容
- pBApo-CMV Neo DNA（製品コード 3240） 20 μg （500 ng/μl）
ネオマイシン耐性遺伝子を搭載 - pBApo-CMV Pur DNA（製品コード 3241） 20 μg （500 ng/μl）
ピュ－ロマイシン耐性遺伝子を搭載 - pBApo-CMV DNA（製品コード 3242） 20 μg （500 ng/μl）
薬剤耐性遺伝子を持たない基本ベクター
[形状] 10 mM Tris-HCl, pH8.0、1 mM EDTA
保存
－20℃
ベクターマップ
 |
 |
 |
|
| pBApo-CMV Neo、pBApo-CMV Purのクローニングサイト図 | pBApo-CMVのクローニングサイト図 |
各ベクターのDNAシーケンスデータ
ZIP形式で圧縮しておりますが、StuffIt Expander等でも解凍できます。
2014年1月17日に3種類のベクターの配列情報を下記の通り改訂しました。
2014年1月17日に3種類のベクターの配列情報を下記の通り改訂しました。
| シーケンス位置 | 2581 | 2826 | 2827 |
|---|---|---|---|
| 誤 | C | A | T |
| 正 | T | T | A |
関連資料
- 注意事項
- 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
- タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
- タカラバイオ製品に関連するライセンス・パテントについては、ライセンスマークをクリックして内容をご確認ください。
また、他メーカーの製品に関するライセンス・パテントについては、各メーカーのウェブサイトまたはメーカー発行のカタログ等でご確認ください。 - ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。
