弊社では、一度に多くのお客様の多種多様なサンプルを扱っています。多検体処理を行ううえで大切なのは、サンプルの取り間違いを起こさないことです。また、サンプルに適した解析方法を用いて安定した良好なデータを取得し、ご提供し続けることも重要となってきます。これら膨大かつさまざまなサンプルや解析データの処理には弊社独自の品質管理体制が大きな役割を果たしています。
サンプルの取り間違いが無く、安定した品質を維持するために、サンプルおよびそのデータを管理する弊社独自のLIMS (Laboratory Information Management System)を整備しております。複雑化する解析工程サンプルをバーコードで個々に自動管理し、サンプルとデータのリンクを自動的に行うことができます。リアルタイムで各工程の進行状況やシーケンスデータの品質を一元的なビューワで確認できるため、迅速で高精度、低価格な解析結果を納品することが可能となっています。
各種受入サンプルに対応するために各解析作業工程ではサンプルQCを行っています。QC工程の一例としては、お客様から送付いただいたPCR産物は全サンプルについて電気泳動を行いサンプルの状態の確認や解析方法の決定を行っています。このようなQCを作業工程ごとに実施することにより品質維持と向上に努めています。