TetR Monoclonal Antibody (Clone 9G9) は、TetRタンパク質の全長を免疫源に用いて作成されたモノクローナル抗体(マウスハイブリドーマ由来)である。本抗体を用いたウェスタンブロッティングにより、Tetシステムのトランス活性化因子(Tet-On 3G、Tet-On-AdvancedまたはTet-Off-Advanced)の発現を確認できる(図1)。本抗体は、以下のシステムでウェスタンブロッティングに使用できる
*。
- Tet-On 3G Inducible Expression System(製品コード 631164、631165、631166、631167、631168)
- Tet-On Advanced/Tet-Off Advanced Inducible Gene Expression Systems(販売終了)
- Tet-Off Gene Expression System(販売終了)
- 精製したTetRタンパク質
注意:TetR抗体によるウェスタンブロッティングは、ルシフェラーゼ発現応答ベクター(pTre-Tight-Luc Control Vector)による機能性試験の代用にはならない。誘導性の高い細胞株の多くは本抗体では検出できないレベルでトランス活性化因子を発現している。
* TetR Monoclonal Antibody (Clone 9G9)はTet-On Advancedタイプではない従来型のpTet-On VectorとpTet-tTS VectorのTetRタンパク質の検出には使用できない。
Knockout Inducible RNAi Systems(販売終了)には使用できない。
図1. TetR Monoclonal Antibody (Clone 9G9)を用いたTetシステムトランス活性化因子のウェスタンブロット検出
精製済みTetRタンパク質、HeLa細胞(プラスミド未導入)、pTet-On AdvancedベクターまたはpTet-Off Advancedベクターを導入し樹立化したHeLa、HEK 293、MCF7からの細胞抽出液を用いて、ウェスタンブロット解析を行った。