iDimerize™ システム概要

  • 低分子化合物を用いてタンパク質間相互作用を自在に制御
  • ホモダイマー化システム、ヘテロダイマー化システム、ダイマーの解離システムを用意
  • 有償ライセンスの取得は不要
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
635068

CLN

Clontech
iDimerize™ Inducible Homodimer System
取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付 ライセンス
1 Set ¥264,000
説明書・データシート・ベクター情報
Z5068N
635067

CLN

Clontech
iDimerize™ Inducible Heterodimer System
取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付 ライセンス
1 Set ¥264,000
説明書・データシート・ベクター情報
Z5067N
635066

CLN

Clontech
iDimerize™ Reverse Dimerization System
取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付 ライセンス
1 Set ¥264,000
説明書・データシート・ベクター情報
Z5066N
632622

CLN

Clontech
B/B Homodimerizer
ライセンス
25 mg×4 ¥1,716,000
説明書・データシート・ベクター情報
Z2622N
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製品説明

iDimerize Systemは、動物培養細胞内において任意のタイミングで目的タンパク質の会合または解離を起こすことができるARGENT技術*を利用した製品である。本製品を用いることにより、タンパク質間の相互作用のコントロールが可能となり、タンパク質相互作用が細胞機能に与える影響を解析することができる。

本システムでは、Dimerizerと呼ばれるリガンド(細胞膜透過性の低分子化合物)に結合するドメイン領域を目的タンパク質との融合タンパク質として細胞内で発現させ、Dimerizerの添加によってタンパク質間の相互作用のコントロールを行う。
低分子化合物Dimerizerには、2つの同じドメインへの結合部位を持つB/B Homodimerizer、2つの異なるドメインへの結合部位を持つA/C Heterodimerizer、会合しているタンパク質間の解離を誘導するD/D Solubilizer(Reverse dimerizer)の3種類がある。B/B Homodimerizerは、2つの同じタンパク質間の会合を起こすiDimerize Inducible Homodimer Systemで使用し、A/C Heterodimerizerは2つの異なるタンパク質間の会合を起こすiDimerize Inducible Heterodimer Systemで使用する。また、D/D Solubilizerは、会合させた状態の目的タンパク質を解離させるiDimerize Reverse Dimerization Systemで使用する。

* ARGENT技術は、米国ARIAD Pharmaceuticals, Inc.が所有する、目的タンパク質間の相互作用をコントロールするための技術である。すでに2000以上の研究機関で使用され、400報を超える論文が発表されている。

iDimerize論文紹介

iDimerize Inducible Homodimer System

Homodimer Systemは、目的タンパク質をDmrBドメインとの融合タンパク質として細胞内で発現させ、リガンドB/B Homodimerizerの添加により、その会合(ダイマー化)を起こすことができるシステムである。 システムに含まれるB/B HomodimerizerにはDmrBドメイン結合部位が2ヵ所あり、DmrB融合タンパク質を会合させることができる(図1)。

iDimerize Inducible Homodimer System
図1. iDimerize Inducible Homodimer System

iDimerize Inducible Heterodimer System

Heterodimer Systemは、2種類の異なるタンパク質を、DmrAドメインとの融合タンパク質、DmrCドメインとの融合タンパク質としてそれぞれ発現させ、リガンドA/C Heterodimerizerの添加により、それらの会合を引き起こすことができるシステムである。A/C Heterodimerizerには、DmrAドメインおよびDmrCドメインへの結合部位があり、DmrA融合タンパク質とDmrC融合タンパク質を会合させることができる(図2)。

iDimerize Inducible Heterodimer System
図2. iDimerize Inducible Heterodimer System

iDimerize Reverse Dimerization System

Reverse Dimerization Systemでは、目的タンパク質をDmrDドメインとの融合タンパク質として発現させることにより、細胞内においてDmrDドメインがダイマーを形成する。リガンドD/D Solubilizerを添加することにより、その解離が起こる(図3)。

iDimerize Inducible Expression System
図3. iDimerize Inducible Expression System

内容

iDimerize Inducible Homodimer System(製品コード 635068)
・pHom-1 Vector
・pHom-Mem1 Vector
・Linear Hygromycin Marker(製品コード 631625)
・Linear Puromycin Marker(製品コード 631626)
・B/B Homodimerizer

iDimerize Inducible Heterodimer System(製品コード 635067)
・pHet-1 Vector
・pHet-Mem1 Vector
・pHet-Nuc1 Vector
・Linear Hygromycin Marker(製品コード 631625)
・Linear Puromycin Marker(製品コード 631626)
・A/C Heterodimerizer(製品コード 635057)

iDimerize Reverse Dimerization System(製品コード 635066)
・prHom-1 Vector
・prHom-Nuc1 Vector
・prHom-Sec1 Vector
・Linear Hygromycin Marker(製品コード 631625)
・Linear Puromycin Marker(製品コード 631626)
・D/D Solubilizer(製品コード 635054)

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