細胞・組織用凍結保存液セルバンカーシリーズ(STEM-CELLBANKER®

幹細胞の凍結保存に最適化した凍結保存液
  • GMPに準拠した製造管理及び品質管理を実施
  • 日本薬局方、米国薬局方、欧州薬局方などの公的規格の成分から構成されたケミカリーディファインドな凍結保存液
  • ES細胞やiPS細胞、間葉系幹細胞などの貴重な細胞に最適化
  • 幹細胞の核型、増殖能、コロニー形成能及び分化能に影響なく、細胞生存率の向上が可能
  • DNA、RNAを損傷せず、組織の凍結保存が可能(CB045、CB047)
  • DMSO Freeタイプもご用意

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製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
11924

ZNQ

日本全薬工業株式会社
STEM-CELLBANKER® GMP grade
細胞凍結保存液/洗浄・回収液
100 ml ¥28,000
¥22,400
2024/11/25~
2025/03/31

CB045
CB047

ZNQ

日本全薬工業株式会社
STEM-CELLBANKER® GMP grade
細胞凍結保存液/洗浄・回収液
20 ml×4 ¥28,000
¥22,400
2024/11/25~
2025/03/31

CB047
11922

ZNQ

日本全薬工業株式会社
STEM-CELLBANKER® GMP grade Sample
20 ml サンプル配布中
CB046
13926

ZNQ

日本全薬工業株式会社
STEM-CELLBANKER® DMSO Free GMP grade
細胞凍結保存液/洗浄・回収液
100 ml ¥28,000
¥22,400
2024/11/25~
2025/03/31

CB061
CB063

ZNQ

日本全薬工業株式会社
STEM-CELLBANKER® DMSO Free GMP grade
細胞凍結保存液/洗浄・回収液
20 ml×4 ¥28,000
¥22,400
2024/11/25~
2025/03/31

CB063
11936

ZNQ

日本全薬工業株式会社
STEM-CELLBANKER® EX GMP grade
細胞凍結保存液/洗浄・回収液
100 ml ¥28,000
¥22,400
2024/11/25~
2025/03/31

CB091
※色文字での表示は、キャンペーン価格およびそのキャンペーン期間です。
実験操作動画はこちら

【CELLBANKER 1】、【CELLBANKER 1plus】、【CELLBANKER 2】はこちら
細胞の洗浄・回収液【CELLOTION】はこちら
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製品説明

STEM-CELLBANKER GMP Gradeは、ES細胞、iPS細胞、間葉系幹細胞などに最適化された細胞凍結保存液で、GMPに準拠した製造管理および品質管理を行っている。細胞の凍結保存のほか、組織の凍結保存も可能である。
STEM-CELLBANKER EX GMP Gradeは、静脈注射で実績のある成分を使用したシンプルな組成から構成された細胞凍結保存液である。
DMSOに敏感な細胞やDMSOの存在が気になる実験には、DMSO Freeタイプもラインナップされている。
製品選択ガイドはこちら

【セルバンカーシリーズ】
横にスクロールできます
製品名 製品概要
CELLBANKER 1(旧製品名:セルバンカー 1) ・血清タイプ細胞保存液
・数多くの実績を持つセルバンカーシリーズのスタンダード
凍結保存可能な細胞の実績や製品詳細はこちら
CELLBANKER 1plus(旧製品名:セルバンカー 1プラス) ・血清タイプ細胞保存液
・CELLBANKER 1のリニューアル製品
・新しい配合割合により性能を改良
・泡立ちを抑え、ピペッティング操作が簡単に
凍結保存可能な細胞の実績や製品詳細はこちら
CELLBANKER 2(旧製品名:セルバンカー 2) ・無血清タイプ細胞保存液
・血清成分・タンパク成分不含
・無血清培養細胞の保存に最適
凍結保存可能な細胞の実績や製品詳細はこちら
STEM-CELLBANKER GMP grade ・GMPに準拠した製造管理及び品質管理を実施
・幹細胞・iPS細胞用細胞保存液
・既知成分により合成された無血清タイプ
・動物由来の成分を含まない
・DNA、RNAを損傷せず、組織の凍結保存が可能
※STEM-CELLBANKER GMP gradeは、STEM-CELLBANKERとして原薬等登録原簿(マスターファイル)に登録されています。
※STEM-CELLBANKERは京都大学 iPS細胞研究所から報告された論文に掲載されています。
→「細胞移植に適したヒトiPS細胞の樹立・維持培養法」の論文は
こちら
使用例や製品の詳細はこちら
STEM-CELLBANKER DMSO Free GMP grade ・STEM-CELLBANKER GMP gradeのDMSO Freeバージョン
・GMPに準拠した製造管理及び品質管理を実施
・ケミカリーディファインドで動物由来成分を含まない
※原薬等登録原簿(マスターファイル)に登録済み
凍結保存可能な細胞の実績や製品詳細はこちら
STEM-CELLBANKER EX GMP grade ・GMPに準拠した製造管理及び品質管理を実施
・静脈注射で実績のある成分を使用
・DMSOタイプの凍結保存液
・血清や動物由来の成分を含まないXeno-Free製品
・ヒト造血幹細胞やヒト脂肪細胞由来間質/幹細胞の保存にも使用可能
・製品が環境にさらされる作業は全てグレードA環境で実施し、無菌性を保証
※原薬等登録原簿(マスターファイル)に登録済み
使用例や製品の詳細はこちら

CELLOTION(旧製品名:セルローション)
・細胞の洗浄・回収液
・遠心、洗浄時の細胞の損失を防止
・糖類、タンパク質及び血清成分不含
CELLOTIONを使用した全血からの末梢血単核球分離の実施例はこちら
製品の詳細はこちら
* 製品名は従来のカタカナ表記からすべて英語表記に変更。製品内容および価格には変更なし。

製品に関する詳細情報はゼノジェンファーマ株式会社のホームページをご確認下さい。



STEM-CELLBANKER
GMP grade

STEM-CELLBANKER
DMSO FreeGMP grade

STEM-CELLBANKER
EX GMP grade


保存

2~8℃

実験プロトコール

凍結プロトコール

より良い結果を得るために、対数増殖期にある細胞で凍結保存を行うことを推奨します。

  1. 細胞汚染の有無や細胞の状態を確認し、従来の方法に従って試験管などに収集する。
  2. 細胞のカウントを行い、細胞数や生存率を確認する。
  3. 遠心分離(1,000~2,000 rpm 3~5分 4℃)し、アスピレーターで上清を取り除く。
  4. 5×105~5×106個の細胞に対し1 mlのCELLBANKERを加え優しくピペッティングする。
  5. 細胞懸濁液をクライオチューブ(細胞の情報を記載したもの)に分注する。
  6. -80℃のディープフリーザーで凍結保存する。
  7. 必要に応じて液体窒素タンクで凍結保存する。
凍結プロトコール

「細胞の凍結保存」の操作手順を動画でご覧下さい。
以下の動画では一般的な細胞培養技術を紹介しており、細胞凍結保存液の一例としてCELLBANKER 1を使用しています。そのため、上記のプロトコールとは一部異なる点がありますのでご注意ください。

融解プロトコール

  1. 凍結しておいたクライオチューブを37℃温浴などで振りながら迅速に融解する。
  2. 直ちに培養する培地10 ml程度に混和する。
  3. 遠心分離(1,000~2,000 rpm 3~5分 4℃)し、アスピレーターで上清を取り除く。
  4. 適量の培地で懸濁し、培養フラスコなどの容器に移す。
  5. 常法にて培養を行う。

実施例

CELLBANKERシリーズおよび従来の凍結保存液を用いた場合の細胞増殖の比較

各CELLBANKERおよび従来の凍結保存液(90%FBS+10%DMSO)を用いてHepG2およびSK-007細胞を凍結保存後、培養した。CELLBANKERシリーズのいずれの試薬においても培養開始から1日目、2日目の細胞増殖率が高いことが確認された。

CELLBANKERシリーズおよび従来の凍結保存液を用いた場合の細胞増殖の比較

ヒトiPS細胞の細胞塊での凍結保存

細胞塊(コロニー)状態のヒトiPS細胞株を遠心管に回収し、STEM-CELLBANKER GMP Gradeに懸濁してクライオチューブに分注した。37℃で3分間浸漬させた後、-152℃で凍結保存を行った。一週間後に細胞を解凍し、培養した。

ヒトiPS細胞の細胞塊での凍結保存

培養4日目の細胞の様子
数十個程度のコロニーが出現し、SETM-CELLBANKER GMP Gradeを用いると細胞塊状態のiPS細胞でも凍結保存が可能なことが確認された。


ドライアイスを用いたヒトiPS細胞の輸送試験

凍結保存したヒトiPS細胞の輸送には、液体窒素を用いたドライシッパーが用いられることが多い。STEM-CELLBANKER Gradeを用いて凍結保存したヒトiPS細胞をドライアイス中で輸送可能であるか検討を行った。

<方法・結果>
STEM-CELLBANKER GMP Gradeを用いて凍結保存したヒトiPS細胞を、ドライアイスを入れた発砲スチロールで梱包し、4℃で48時間保管した。その後、ヒトiPS細胞を融解してフィーダー細胞上へ播種し、6日間培養を行った。コントロールには-152℃で保存していた細胞を用いた。
解凍3日目、4日目、6日目に細胞の形態を観察したところ、いずれの細胞も同様の形態を示し、コロニーを形成していた。また、6日目にアルカリホスファターゼ(ALP)で染色したところ、同様の染色結果が得られ未分化状態にも差がない事が確認された。以上より、STEM-CELLBANKER GMP Gradeで保存したヒトiPS細胞は、ドライアイスを用いた輸送が可能であることが確認できた。

ドライアイスを用いたヒトiPS細胞の輸送試験

STEM-CELLBANKER GMP Gradeを使用したマウス腫瘍細胞の組織保存試験

<方法>

4T1細胞(マウス乳癌細胞)をBALB/cマウスに皮下投与した。3~4週間後に腫瘍組織を摘出し、5 mm角に細分化後、STEM-CELLBANKER GMP Gradeを用いて-152℃で凍結保存した。保存した組織を融解し、マウス背部への移植(a)および培養(b)を行った。

STEM-CELLBANKER GMP Gradeを使用したマウス腫瘍細胞の組織保存試験

関連情報

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細胞選択ガイド

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ヒト初代培養細胞、細胞培養培地
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