- ◆ N大学 T様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
iPS細胞の初心者でしたが、iPS細胞導入の必要性が出てきたことから、素人でも扱いやすい簡便な培養システムを探していました。その中でタカラバイオ様主催のTGCAセミナーに参加し、DEF-CS systemの詳しい説明を受け、さらに研究室でのハンズオントレーニングも無償で行ってくれるなどの手厚いサポートを受けられることからDEF-CS systemの導入を決めました。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
CRISPR/Cas9システムによる変異ノックインiPS細胞を作製するためにDEF-CSを利用しました。DEF-CSはシングル・セルクローニングを可能とすることから単一クローンの取得が容易であり、さらにシングル・セル培養後のiPS細胞の生存率が高いことから多種多様な変異体iPS細胞の作製に成功しました。またDEF-CSでiPS細胞をシングル・セル サスペンションにできることは正確な細胞数のカウントを可能とするため、遺伝子導入効率等をコントロールしやすくなるというメリットもあるように感じました。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
培養操作はハンズオントレーニングをしてもらえます。トレーニングでは凍結保存バイアルからの培養開始をデモンストレーションとして行っていただけるため、初心者でも安心して導入ができると思います。継代操作に特殊な技術を要しないため学生でも使用が容易であり、ラボ内でiPS細胞の質の均一化を可能にすることができると思います。
アプリケーションでは、DEF-CSはゲノム編集などの遺伝子導入実験と非常に相性が良いと感じました。iPS細胞の培養もゲノム編集も敷居が高い技術と思いがちかもしれませんが、DEF-CSは両方の敷居を下げる次世代型のiPS細胞培養システムだと感じました。
- ◆ H大学 M様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
iPS細胞にゲノム編集を行いたいと考えていて、未分化能を高確率で維持できるFeeder freeの培養方法を探していた時にタカラバイオの技術セミナーに参加したのがきっかけです。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
簡便にゲノム編集できました。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
ゲノム編集及びシングルセルクローニングを考えておられる方は、試してみられたらよいと思います。
- ◆ A研究所 N様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
Electroporationの効率を上げるために(feeder細胞があるとfeeder主体にtransfectionされてしまった)、feeder free条件下でhES細胞を培養したかった。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
分化細胞がほとんどない状態を保てることと、緩慢凍結が利用できることで、管理しやすい。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
未分化細胞の安定した培養のために有用な培地だと思います。
- ◆ J大学 K様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
細胞の維持が容易で、初心者にも扱いやすいと感じたため。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
維持培養が普通の付着系細胞とほぼ同様で容易だった。初心者にも安心して培養を任せられた。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
iPS細胞の維持培養に困難を感じている方、大学院生など経験の乏しい方にもお薦めできます。
- ◆ T大学 K様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
今までの方法がMEFをフィーダーに使用する方法で、煩雑な手段だったため、ノンフィーダーの方法に切り替えたかった。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
培養に必要な試薬がすべてセットになっており、ノンフィーダーの方法として立ち上げがしやすかった。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
特に肝細胞等への分化に使用するには、さまざまな既存のデータがあるので適していると思います。
- ◆ T大学 K様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
他の培地を使用していたが、分化した細胞が混じってきてしまったため、より良い培地を探していた。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
今まで使用していた培地と比較して、細胞が分化する比率が大きく低下した。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
各々の使用条件にもよると思いますが、我々の様に経験があまり無い場合には、DEF-CSは使いやすい培地でした。
- ◆ F大学 O様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
フィーダー無しで培養できること、均一のシート状の細胞であり細胞死の実験が可能、すでに分化系が確立しているため、目的とする研究に適していたため。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
基本的に使用しやすいが、安定株の樹立などで大量に培養液をつかうので、もう少しプライスダウンして頂けたら有り難いです。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
フィーダー無しで、培養条件によっては一週間のうち培養液交換を一日は空ける事ができるので、個人レベルでも実験がしやすいです。
また、CellartisのiPS細胞株は肝細胞への分化系が樹立されていること、数種類のCell lineがあることで研究の幅が広がります。
- ◆ A研究所 T様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
ゲノム編集を行う必要があり、タカラバイオのゲノム編集の講習会に参加したところ、DEF-CS 500 Culture Systemを用いたゲノム編集法が紹介されていたため、使用することにした。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
オンフィーダーから問題なくフィーダーフリーに移行できた。フィーダーフリー時の細胞形態が、他のフィーダーフリー培地を使った場合と大きく異なるが、神経系への分化誘導も問題なく行う事ができた。細胞を高密度で培養できるため、培養スケールを小さく維持できる点が良かった。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
フィーダーフリー培養に必要な培地とコーティング剤がセットになっており、使い易いです。細胞の形態が大きく変わるため、本当にiPS細胞なのか不安に思うかもしれませんが、未分化能や多分化能は維持されているので、大丈夫です。
- ◆ A社 I様
- Q1.DEF-CS 500 Culture Systemを使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
ヒトiPS細胞のfeeder freeの維持継代、拡大培養が従来の方法だと収量(生細胞の)が低かった。
- Q2.実際に使ってみた感想はいかがでしたか?
そこで、DEF-CSに切り替えたところ、とても順調に培養、回収できるようになった。通常のcell lineを扱えれば同じように扱えるのでとても便利だと思う。未分化能をきちんと維持できている。3胚葉への分化もきちんとマーカーが上昇していた。
- Q3.まだ使われたことがない方に対して、一言お願いします。
iPSを安定的に維持継代できるので、まだ幹細胞の培養に慣れていない方でも、大変使いやすい培地だと思います。