PrimeSTAR® LongSeq DNA Polymerase

世界最高レベルの高特異性で超長鎖増幅(50 kb)と長鎖マルチプレックスPCRに対応
  • 独自技術により超長鎖増幅(50 kb以上)が可能
  • GC/ATリッチなどの難配列も長鎖増幅可能
  • 高い特異性により非特異的増幅を抑制。長鎖のマルチプレックスPCR反応を可能に
  • 高い正確性も併せ持ち、ロングリードシーケンスでの鋳型増幅に最適
  • 操作が簡便なプレミックス試薬
パンフレット写真
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
R055A

TKR

タカラバイオ(株)
PrimeSTAR® LongSeq DNA Polymerase
PCR酵素
200回 ¥41,000
¥32,800
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
R055A
R055B(A×4)

TKR

タカラバイオ(株)
PrimeSTAR® LongSeq DNA Polymerase
PCR酵素
800回 ¥121,000
¥96,800
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
R055B(A×4)
R055S

TKR

タカラバイオ(株)
PrimeSTAR® LongSeq DNA Polymerase
40回 ¥10,000
サンプルお申し込みはこちら 説明書・データシート・ベクター情報
R055S
※色文字での表示は、キャンペーン価格およびそのキャンペーン期間です。
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製品説明

PrimeSTAR LongSeq DNA Polymeraseは、世界最高クラスの高い特異性を持つPCR酵素です。本製品はこの高い特異性により、非特異的増幅を抑制した50 kb以上の超長鎖増幅が可能であり、長鎖のGC/ATリッチなどの難配列も良好に増幅することができます。これらの特長により、従来は困難であった長鎖のマルチプレックスPCR反応を行うことができます。さらに高い正確性も併せ持つため、ロングリードシーケンスでの鋳型増幅に最適です。
本製品は、全てのコンポーネント(酵素、バッファー、dNTP Mixture等)が含まれている2×プレミックスタイプであり、-20℃で凍結しないため融解の手間がなく、直ちにプライマーと鋳型を加えて再現性の高いPCRを行うことができます。
なお、本製品に含まれる酵素は常温下でのDNA Polymerase活性および3’→5’exonuclease活性を抑えるモノクローナル抗体を添加したホットスタート用PCR酵素です。

本製品を用いる場合のプライマー設計に関しては、こちらをご確認ください。

内容

R055A(200回、50 μl反応系)
PrimeSTAR LongSeq Premix (2×)  1 ml×5

R055S(40回、50 μl反応系)
PrimeSTAR LongSeq Premix (2×)  1 ml

保存

-20℃
注)使用前には激しい攪拌を避け、転倒混和後スピンダウンしてください。

PCR条件

 使用量最終濃度
PrimeSTAR LongSeq Premix (2×)25 μl
Primer110 pmol0.2 μM*1
Primer210 pmol0.2 μM*1
Template推奨鋳型量を参照
滅菌精製水up to 50 μl

【推奨鋳型量】
ヒトゲノムDNA      10~500 ng
大腸菌ゲノムDNA     100 pg~200 ng
プラスミドDNA      10 pg~10 ng
逆転写産物(cDNA)    25~750 ng

94℃

98℃
55~67℃*3
68℃

1 min.*2

10~20 sec.
15 sec.
20~30 sec./kb


30~40 cycles
もしくは
98℃
68℃

10~20 sec.
20~30 sec./kb
30~40 cycles

*1 マルチプレックスPCRを実施する場合には各プライマーの終濃度が0.2 μMとなるように調製し、適宜プライマー濃度を調整することを推奨します。
*2 増幅領域がGC richの場合や長鎖ターゲットの増幅を行う場合には、94℃、1 min.の初期変性を行うことを推奨します。
*3 アニーリングの温度はプライマーのTm値より5℃以上下げた温度を設定してください。

注1) イノシンを含むプライマーの使用は避けてください。
注2) 過剰なEDTAの持ち込みは避けてください。
注3) 鋳型やプライマーの希釈には、TE buffer(10 mM Tris-HCl, 0.1 mM EDTA)または滅菌精製水を推奨します。

PCR条件の選択
  • プライマーは可能な限り、35 mer程度(Tm値>70℃)を強く推奨します。
  • Tm値が70℃以下の場合はプライマーのTm値より5℃以上下げたアニーリング温度を用いた3 Step PCRにより、良好な増幅が得られることがあります。
  • マルチプレックスPCRでは、プライマーのTm値を合わせるように設計することを推奨します。
  • プライマーの3’末端塩基にホスホロチオエート修飾塩基を用いることで良好な増幅が得られることがあります。

実験例

(1)増幅鎖長
PrimeSTAR LongSeq DNA Polymerase(製品コード R055S/A/B)は優れた伸長性を有し、一般にHigh Fidelity PCR酵素では増幅しづらい長鎖の鋳型DNAにおいても、超長鎖(53 kb)まで特異性高く増幅が可能です。

鋳型:ヒトゲノムDNA(100 ng/50 μl反応系)
1. p530.5 kb
2. DCLRE1A1 kb
3. DCLRE1A2 kb
4. DCLRE1A4 kb
5. β-globin15 kb
6. β-globin24 kb
7. β-globin30 kb
8. HBB40 kb
9. SLC30A953 kb
M1. 1 kb DNA Ladder 

PrimeSTAR LongSeq DNA Polymerase電気泳動像
PCR条件:
94℃

98℃
55℃
68℃


1 min.

10 sec.
15 sec.
30 sec./kb



30 cycles
Clontech PCR Thermal Cycler GP(製品コード WN400)使用

(2)GCリッチ・ATリッチターゲットの増幅
非特異的な増幅が起こりやすいGC rich・AT richな鋳型においても、PrimeSTAR LongSeq DNA Polymerase(製品コード R055S/A/B)では、特別なバッファーや反応条件を設定することなく長鎖増幅が可能です。
鋳型:ヒトゲノムDNA(100 ng/50 μl反応系)

PrimeSTAR LongSeq DNA Polymerase電気泳動像
1. 17 kb(GC含量 66%)
2. 20 kb(GC含量 65%)
3. 16 kb(AT含量 66%)
4. 21 kb(AT含量 65%)
M1. 1 kb DNA Ladder
PCR条件:
94℃

98℃
68℃


1 min.

10 sec.
30 sec./kb



30 cycles
Clontech PCR Thermal Cycler GP(製品コード WN400)使用
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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