製品説明
	CHROMA SPIN Columnは核酸の精製とサイズによる分画を迅速に行なうゲル濾過樹脂充填スピンカラムである。これらのカラムは一本鎖または二本鎖のDNAおよびRNAを塩や溶媒、タンパク質などの混入物質から分離する際に使用できる。ライブラリーのサイズ分画やプライマーの除去に理想的である。
CHROMA SPIN Columnでは3種類のバッファータイプを選択できる。TEバッファーで平衡化したCHROMA SPIN-TE Columnsは通常のDNA精製に適している。DEPC処理水(+0.1 mM EDTA)で平衡化したCHROMA SPIN DEPC-dH2O Columnsは、RNAの精製など完全にヌクレアーゼフリーが要求される用途に適している。
また本製品では、CHROMA SPIN-30、-100、-200、-400、-1000の5種類のマトリクスポアサイズを用意しているので、用途に応じて選択できる(表1)。なお、回収と精製を最も効率良く行なうためには、目的の核酸分子と分離する混入物質の大きさに少なくとも3倍以上の差が必要である。
			表1. CHROMA SPIN Columnの用途
| CHROMA SPIN シリーズ | 
ラベリング後の オリゴ/プライマーの精製 | 
精製可能な DNA/RNAの長さ | 
プライマー/リンカー 制限酵素消化産物の除去 | 
タンパク/酵素の除去 | 
| CHROMA SPIN-30 | 
  | > 35 bases | < 9 bases | < 30 kDa | 
| CHROMA SPIN-100 | 
  | > 140 bases | < 30 bases | < 250 kDa | 
| CHROMA SPIN-200 | 
  | > 300 bases | < 50 bases | < 1,000 kDa | 
| CHROMA SPIN-400 | 
  | > 600 bases | < 100 bases | < 8,000 kDa | 
| CHROMA SPIN-1000 | 
  | > 1,350 bases | < 300 bases | all sizes | 
 		保存
	室温