バランスのよい遺伝子導入効率&発現! まずはじめにお試しください
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
3657

TKR

タカラバイオ(株)
pDON-5 Neo DNA
20 μg ¥82,000
説明書・データシート・ベクター情報
3657
3658

TKR

タカラバイオ(株)
pDON-5 DNA
20 μg ¥82,000
説明書・データシート・ベクター情報
3658
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製品説明

本製品は高効率かつ高発現遺伝子導入用レトロウイルスベクターを調製するためのレトロウイルスプラスミドである。
本ベクターは、LTRとパッケージングシグナル(Ψ配列)以外の MoMLV由来遺伝子(gag, pol, envコード配列)を含まず、かつ目的遺伝子の発現効率をさらに向上させるために、クローニングサイトの上流にスプライシング能の高いヒトEF1α由来のイントロンを持ち、高い転写能が得られる点が特徴である。さらに、5’LTR のU3領域がより強力なサイトメガロウイルス由来のプロモーターに置換されているため、高力価の組換えレトロウイルスを得ることが期待できる。pDON-5シリーズを用いることで、pMEI-5シリーズよりも高力価の組換えレトロウイルスを得ることができ、さらにpDON-AI-2シリーズに比べ、高い遺伝子発現が期待できる。なお、pDON-5 Neo DNA(製品コード 3657)は薬剤選択マーカーとしてネオマイシン耐性遺伝子を有している。

保存

-20℃

形状

10 mM Tris-HCl (pH8.0)
1 mM EDTA

特長

1 ) 導入遺伝子が染色体に組み込まれるため、長期間、安定に遺伝子の発現ができる。導入遺伝子を染色体に組み込む能力のない他のベクターでは、導入遺伝子が細胞内で分解されたり、細胞分裂にともない希釈されてしまう。そのため、遺伝子発現は一過性で持続しない。レトロウイルスベクターは、染色体に組み込まれるため、安定で分裂後も確実に伝搬される。
2 ) レトロウイルスを除いた他のウイルスベクターの作製には複雑な作製手順が必要だが、レトロウイルスの場合は、比較的容易にウイルスベクターを作製することが可能である。
3 ) 増殖期にある多くの細胞種への遺伝子導入が可能である。とりわけ、物理・化学的手法ではほとんど遺伝子導入できなかった造血幹細胞にも、フィブロネクチンフラグメント(RetroNectin (製品コード T100A/B))を用いることにより、レトロウイルスベクターを介した高効率での遺伝子導入が可能となった。

pDON-5 DNAのシーケンスデータ

使用上の注意

本製品をご使用の際には、以下の点にご注意ください。

研究目的以外の使用に関するライセンス
   本製品を研究目的以外に使用される場合は、個別にライセンス契約の締結が必要です。事前に弊社にお問い合わせください。

本レトロウイルスベクターの系によって生産されるウイルス上清は、挿入断片によっては危険なウイルスを含む恐れがあるため、組換えレトロウイルスの生産と取扱いには、適切な処置をとる必要があります。ご利用の際は、管轄省庁および組織内安全委員会の定める組換えDNA 実験指針に従ってください。

本製品の使用によって生じたいかなる事故、損害についても、弊社では責任を負いかねますので、ご了承の上ご使用ください。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
  • タカラバイオ製品に関連するライセンス・パテントについては、ライセンスマークをクリックして内容をご確認ください。
    また、他メーカーの製品に関するライセンス・パテントについては、各メーカーのウェブサイトまたはメーカー発行のカタログ等でご確認ください。
  • ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。